新しく誕生したソーシャルレンディングのCOOL(クール)。
どうやら、アジアビジネスに特化した投資案件のファンドを行うようで、すでに第一号案件が投資募集中です。
2019年7月22日現在、目標金額1千万のうち、135万円集まっています。
あまり投資額が増えませんね
それもそのはずです。
ソーシャルレンディングでは過去に詐欺まがいの事が大発生したこともあり、様子見状態の方が結構いるようです。
投資するかしないか別として、現在、COOL(クール)では新規口座開設した方を対象にアマゾンギフト券1,000円をプレゼントするキャンペーンを行っています。
投資は怖いから前向きになれない、投資は興味がない、資産運用?そんなの関係ない、って方もアマゾンギフト券目当てで口座開設するのもいいのではないでしょうか?
アマゾンギフト券1,000円をもらえる条件
口座開設した人
キャンペーン対象期間:
2019年7月16日 (火) 12:00:00 ~ 2019年7月31日 (水) 23:59:59
プレゼントの時期:
2019年9月上旬~9月下旬
プレゼントの方法:
登録メールアドレス宛にAmazonギフト券を贈る。
注意事項:
郵送される簡易書留に記載されているコードを専用ページで入力する事で完了。
キャンペーン期間終了の3営業日以上前にサイト内での手続きを完了していただく必要がある。
アマゾンギフト券をもらえるには条件がある。
上記期間中に会員登録・口座開設を申し込まなければなりません。
7月31日までがキャンペーン対象期間ですから、3営業日という事は、最低でも7月26日までにサイト内で所定の手続きをしなくてはなりません。
また、サイト内での手続きは投資家適合性試験に合格しなくてはいけません。
ソーシャルレンディングを行っている投資家には至極当たり前の条件ですが、今までの投資経験や取引の目的等の入力を求められます。
投資する人にふさわしい方でないと、口座開設できない可能性もあることに注意しなくてはいけません。
審査基準を公開していないませんが、今まで投資の経験がない方でも大丈夫だと思われますが、投資資金の性格が借入資金なんて答えたらまず受かりません。
投資は銀行預金と違い元本保証がありません。
投資して借手先が破綻してしまった場合、元本が棄損してしまう場合があるので、無くなっても困らない余剰資金で行うのが大原則です。
そのことに注意しておけば、早々滅多に落選することはないはずです。
COOL(クール)の運営会社はどんなとこ?
口座開設するには金融機関や住所氏名、金融資産、免許証やパスポート等ある一定以上の個人情報を入力しなくてはいけません。
いくらただで1000円のAmazonギフト券をもらえるからと言って、怪しい会社に個人情報を渡すなんてと思っている方もいますので、運営会社についてちょっと調べてみました。
商号 | 株式会社COOL |
---|---|
住所 | 〒103-0001 東京都中央区日本橋小伝馬町14-6日宝小伝馬町ビル9F |
設立 | 2007年12月11日 |
資本金 | 50,000千円 |
登録番号 | 金融商品取引業:関東財務局長(金商)第2229号 |
加入協会 |
|
事業内容 | (1)第二種金融商品取引業 (2)投資顧問契約に基づく助言(投資助言・代理業) (3)投資顧問契約・投資一任契約の締結の代理又は媒介 |
代表取締役 | 河原 克樹 |
2007年12月11日に会社ができているので気になって全国法人情報データベースを使いCOOLを調べてみると・・・。
変更年月日 | 変更内容 | |
---|---|---|
1 | '15/10/05 | 新規登録 |
2 | '15/10/05 | 新規登録 |
3 | '16/04/07 | 【名称変更】旧: 株式会社ウィナーズ・サポート → 新: 株式会社COOL |
4 | '16/04/07 | 【名称変更】旧: 株式会社COOL → 新: 株式会社COOL |
5 | '16/04/11 | 【所在地変更】旧: 東京都新宿区新宿1丁目9番2号ナリコマHD新宿ビル → 新: 東京都中央区銀座1丁目15番4号 |
6 | '16/04/11 | 【所在地変更】旧: 東京都中央区銀座1丁目15番4号 → 新: 東京都中央区銀座1丁目15番4号 |
7 | '17/12/18 | 【所在地変更】旧: 東京都中央区銀座1丁目15番4号 → 新: 東京都中央区日本橋小伝馬町14番6号 |
こんな情報が出てきました。
で、株式会社COOLの前身が株式会社ウィナーズ・サポート であることが分かりました。
さらに株式会社ウィナーズ・サポートを調べると、平成21年7月10日にすでに第二種金融商品取引業協会に正会員として入会している事実を発見
1.商号 (英文商号) |
株式会社ウィナーズ・サポート (Winners Support Co.,Ltd) |
2.会社設立日 | 平成19年12月11日 |
3.資本金の額 | 10百万円 |
4.所在地 | 東京都新宿区新宿1丁目9番地2日南貿易ビル9階A室 |
5.登録年月日 | 平成21年7月10日(関東財務局長(金商)第2229号) |
6.正会員代表者 | 代表取締役 武田 勉 |
7.入会日 | 平成27年6月1日 |
8.二種業務 | 匿名組合契約に基づく権利の募集の取扱い、私募の取扱い |
株式会社ウィナーズ・サポートのウェブ魚拓を見てみると、資産運用、企業コンサルティング、ファンド関連、セミナー関連派遣事業を行っていた会社であることがわかります。
この当時の社長は武田 勉です。
口コミにての評価もありました。
株式投資での投資助言、資産運用コンサルが主とした会社だったことがわかります。
その他は主に法人向けのサービス。
ただし個人投資家間での口コミではありますが、あまりいい話を聞きません。
もうちょっと、掘り下げて調べてみた所、金融庁からの検査を平成22年4月13日に受けていますが、結果は・・・・。指摘なし、問題なしとしてファンド販売をしている事実がありますので一定の信用はあるのではないかと思っています。
代表取締役の河原 克樹について
河原 克樹ってどんな人物なのか調査してみると、以前同じソーシャルレンディングのクラウドバンクの役員を務めていた方であることが分かりました。
ですが、これ以上の情報がでてきません。
河原 克樹氏がなぜクラウドバンクを辞め、クールに来たのか?その理由が明示されていません。
また、意義込みや志なんかも掲載していないので、投資判断が希薄なのはいただけません。
ソーシャルレンディング投資家は嫌と言うほど苦い思いをしてきましたし、疑心暗鬼に掛かっています。
安心する事業者に投資をする。
これが大前提であるのにも関わらずに、COOLのサイト上で経営者の顔や素性がまったく記載されていないので、安心して投資する環境が整っていません。
そこで第一号案件に記載してある営業者であるCOOL SERVICESで検索してみることにしました
COOL SERVICES
商号 | 株式会社COOL SERVICES |
---|---|
住所 | 〒103-0001 東京都中央区日本橋小伝馬町14-6 日宝小伝馬町ビル9F |
設立 | 2016年02月01日 |
資本金 | 60,000千円 |
登録番号 | 東京都知事(1)第31603号 |
加入団体 | 日本貸金業協会 会員 第005946号 |
事業内容 | (1) 貸金業 (2) 集金、支払代行業務 (3) 通信販売業務 (4) 保証業務 (5) 債権買取り、譲渡およびファクタリング業務 (6) 前各号に関連する一切の事業 |
代表取締役 | 伊藤 謙 |
COOL(クール)は第二種金融商品取引業、COOL SERVICESは貸金業です。
第二種金融商品取引業は私募の取り扱い、そして貸金業はお金を貸す生業とした会社です。
第二種金融業者のCOOL(クール)がファンドを組成して投資家からお金を集め、貸金業のCOOL SERVICESが企業等にお金を貸しだすのですが、ここで注目するのが住所が同じだという事!
同じフロアの狭い一室にCOOL SERVICESとCOOL(クール)が共存していることになります。
投資家からお金を集める為の会社と、会社を審査しお金を貸し出す会社が一緒って言うのは、みんなのクレジットを思い出してしまいます。
ただし、社長が違うので、ここが怪しいとは断言できません。
他のソシャレンも同じスキームを採用しているところがたくさんあります。
まとめ
COOL(クール)についてちょっと調べましたが、株式投資助言業は怪しい情報が出てきましたが、ファンド運用業、そして金融庁の査察の結果は白、そして元クラウドバンクの役員が社長という観点から、信用度合いを測るとしたら今のところ、ってところでしょうか?
もう少し掘り下げて調べてみないとわかりませんが、より調べているサイトがありましたのでご紹介します。
中国系企業が事実上のトップらしいですが、白か黒かで判断するには時期早々のような気がします。
今までの詐欺をやらかしたソーシャルレンディング事業者は1年ないし2年は問題なく運営していましたが、突然2年~3年以内に突然問題を起こしてしまっている事実を踏まえると・・・。
金融業は信用第一です。
一般庶民の投資家を集めるのでしたら、社長の素顔、素性、役員の経歴、グループ会社、関連先企業、貸付先、財務状況、コンプライアンス、内部管理体制、利益相反取引の有無等、ガラスのような透明性を開示してほしいのが本音です。
成長著しい中国経済圏に投資ができるソーシャルレンディング。
日本は超長期的に言って経済低迷間違いなしですから、分散投資の面から言って絶好のチャンスです。
すごく魅力的で投資したい気持ちは非常に高いのも事実です。
投資したい気持ちは山々だけど、ここはぐっと堪えて、信用に値するものをちゃんと見極めてからでも遅くはありません。
ソーシャルレンディング詐欺業者に引っかかってしまった私は、疑心暗鬼、いや石橋を叩くように投資をしようと方向転換してしまいました。
全員が全員、良い人間が集まる社会ではない、むしろ、金に目がくらんだ不届き物の悪い人間が集まる悪人も寄ってきます。
それをどう判断するか?
常に考えながらやらないと、たま同じ過ちを犯してしまいます。
ソーシャルレンディング、まだまだ発展途上の新しい投資手法に頭を悩ませている今日この頃・・・。
でも、まぁ、口座開設だけで1000円もらえるのですから、これ以上の役得はないでしょう・・・。
投資をするリスクを避けつつ、もらえるもんはもらっちゃいましょう。
という事で・・・。