クラウドバンクにてちょっと前に再投資した話です。
私はみなさんみたいに多額の資金を持っているわけではない、どこにでもいる小市民です。
ですので、クラウドバンクには小額でちびちびと分配金を享受してちょぴり幸せを満喫してます。
さて、ここで、繰上げ返済の償還金+分配金の合計額が最低投資金の1万円に到達したので、このお金を再投資に回します。
で私が選んだファンドはこちら
中小企業支援型ローンファンド第516号のファンドを分析
2019年5月15日にこのファンドに再投資を行っています。
投資額は16000円。
ブログ等で借手を特定できてしまう情報を載せた場合、ファンドへの出資契約終了、口座閉鎖、分配・償還の一部、または全部支払わない恐れ及び、貸金業違反に問われ、最悪刑事罰に問われる恐れがあるので、なかなか言える情報が少ないのですが、一般に公に公開されている情報を使ってファンド分析を試みたいと思います。
資金使途:融資先がBPO事業等を行う上場企業の株式を取得し、借り換えおよび社債の償還をする為の資金として活用
返済原資:取得した株式を売却した上昇分の売却益
利回り | 6.90% |
運用期間 | 7ヶ月 |
借手先企業 | AV社 |
借手先がBPOの上場企業の資産運用に関連するコンサルティングサービス会社です。
BPOとは
返済原資が株という事で、インサイダー取引の該当になってしまう為、詳細な借り手先企業名は非公開になっています。
限定情報の為、これ以上公開できませんので、詳細はクラウドバンクの会員登録をなさって詳細情報をご覧になってください。
あれ?これて以前どこかで見たなっと思っていたら、中小企業支援型ローンファンド第447号が同じAV社ですね。
このファンドでの説明では時価7億円相当の上場株式を保有する資産管理会社であるAV社と言っています。
ちょっと時価総額を調べてみると、7億円の会社ってこの中なんでしょうか?
それにしても、時価総額7億っていうと上場企業といっても下の下の会社。
上場企業と名ばかりの中小企業ですね。
だからファンド名も上場企業支援ではなく、中小企業支援型、なので当然リスクもあるわけです。
こういう貸付案件は、安全志向に特化した銀行からの融資はほぼ拒否られ、ノンバンクがもっとも得意とする融資体制であるといえます。
銀行からすれば担保を取っているのは株(有価証券)ですので、リスクがとても高い為銀行はこの手の融資条件を断る傾向が強いと思います。
ここ最近、米中の貿易戦争で世界経済のダメージが出始めていることもあり、株の売却益による返済原資ってのもかなりリスキーな案件と捉えがちですが、自社株買いを行った場合、株価が引きあがる可能性があるので、一概にリスキーだとも言い切れません。
ただ、結局、自社株売りを仕掛けるので株価は元の安い水準に戻ると思います。
この一連の流れから見てこの社債は転換社債型新株予約権付社債(CB)の事を言っているのだろうと思います。
転換社債型新株予約権付社債(CB)とはく
株式に転換する権利の付いた社債
発行された時に決められた転換価格で、一定期間内において債券保有者が発行会社に対し株式に転換請求をする事が可能で、株が値上がりした際は株式に転換し、値下がりした際には社債のまま保持することで利息を受け取ることができる。
転換社債型新株予約権付社債の為、あらかじめ決められた転換価格での株式に転換すると言っているので、このファンドのリスク度かなり低いと判断しました。
まとめ
中小企業支援型ローンファンド第516号をざっとまとめてみるとこんな感じ。
注意ポイント
担保が株なので銀行からの融資が断られている。
時価総額7億円の下位上場企業である。
米中の貿易戦争中で世界経済が不透明で株価が乱降下しやすい時期
転換社債型新株予約権付社債(CB)の可能性
これらの判断からリスク許容度はと判断しました。