【ガイアファンディング】自然災害で期失、遅延ファンド発生！17年8月ハリケーンハービーの影響が今頃になってでてきた。

ソーシャルレンディングのガイアファンディングでも遅延ファンド（期失ローン）が発生しています。

最初の23号が2017年08月03日に、最終の50号が2018年04月26日の募集、運用終了が2018年09月18日になっているファンド群です。

出資金総額が2億7371万円と規模がそれなりに大きい案件。

テキサス州マンヴェル市内の67エーカー（271139㎡）、東京ドームに換算すると5.8個分の土地を購入し、120の区画を整備するために貸付されました。

ガイアファンディングが発表した遅延の理由

2017年8月に発生したハリケーンハービーの影響でテキサス州に甚大な被害が発生。

開発案件の土地は更地で大きな影響はなかったものの、許可申請に対する当局の手続きが遅れた。

ハリケーンハービーのマンヴェル市内の被害状況。

ユーチューブで検索をかけると以下の動画がヒットしました。

これらの動画を見る限りでは洪水というより冠水被害が発生している状況が見て取れます。

被害がほぼないのになぜ遅延しているのでしょうか？

期失の理由

再募集を行う想定をしておりましたが、maneoマーケットによるリファイナンス案件審査基準に必要な各種エビデンスを期日までに揃えることができず、再募集が叶わなかったことが主たる理由です。

とガイアファンディングの発表があります。

ここから憶測ですが、グリーンインフラレンディングの大量遅延案件の影響がでているものと思われます。

今後どうなるのか？

現在プロジェクトは進捗しており、開発許可以外に必要な各種許認可の取得等は、エビデンスを含め確認できております。
開発許可が下り次第、水道などのインフラ工事を実施、住宅建設業者に売却・イグジットの予定です。

との事ですから、計画通り進展するものと思われます。

しかし、計画が遅れているのも事実ですから、その遅れた部分に対しての開発資金はどこから持ってくるのでしょうか？

第一順位の金融機関から融資を受けるのか？

はたまた、ガイアファンディングで再募集するのか？

そのままインフラ工事を進めるのか？

遅延を起こしてしまった期間の利息はどうなるのか？

疑問はつきませんが、これだけは言えます。

ハリケーンによる被害が軽微であり、開発期間の延長にともなう単なる書類上の遅れなので、それほど深刻にはならないと思います。

しかし、地球規模で起こる自然災害は年々増加傾向であることは誰の目にも明らかであり、以下の点にも注意を払う必要があります。

そして、やっぱり最後は分散投資の徹底

これに尽きるともいえます。