金融庁が匿名化の解除を2019年年3月18日に発表しました。
これによると・・・。
借り手が法人で匿名組合契約の場合に限り、借り手の情報開示がOK。
との事で、借り手がどこの誰なのか?
財務状況の健全性なんかが開示されるというのです。
普通に考えらば至極当たり前な投資をする判断材料が出ることになります。
でこの金融庁の文書を読み進めると気になることが出てきます。
借り手も投資家も接触しちゃダメというのです。
ココがダメ
借り手に訪問しちゃダメ
貸倒れした場合、取立てに行っちゃダメ
現地に行って担保物件見ちゃダメ
もし違反したら、
ココに注意
貸金業の無登録営業と判断され、10年以下の懲役、3千万円(法人の場合1億円)以下の罰金。
投資環境が整備されるのはとても良い事だにゃ。
さて、この金融庁の方向転換でソーシャルレンディングの会社のファンド募集状況がどのように変わったか見ていきましょう!
クラウドバンクの場合
2019年4月17日以降に募集するファンドで、ついに融資先を特定できる情報を開示を始めました。
この情報は会員登録した投資家のみ開示される。限定情報です。
ブログやSNS等で転載すると、それを見た第三者が融資先に接触し、トラブルが発生してしまう懸念が生じてしまう恐れがあるとの理由から固く禁止されているので詳しく書けません。
概要だけでも言うと・・・。
多岐にわたる情報の山
借り手企業がアルファベットだったものが、企業名、住所、業務内容、資本金、設立年、略歴、 財務情報。売上、営業利益、純利益、総資産、純資産、連帯保証企業の財務情報、担保情報、住所、面積、担保評価の方法、さらには、担保物件の住所(グーグルマップを用いた詳しい地図)、までが開示されています。
情報の雨あられ
貸し手の企業が公開され、投資判断がしやすくなりましたが、反面、ここまで情報が開示されると、事業者リスクよりだった投資環境が完全に個別案件のリスクになった事を意味します。
不動産知識がある方は、周辺不動産の相場を調べたり、物件情報サイトで似た物件を探したり、財務諸表との整合性を調べたりできるのですが、不動産知識が無い方はクラウドバンクがとっている転載禁止の為、他のブロガーの見解や検証、意見が聞けない為、自分で調べる事になります。その為、自分の置かれているリスク許容度が判断できないので、結局の所、匿名化解除前の状態とあまり変わらないのではないのかと思います?
このクラウドバンクが行った匿名化解除は投資家たちの反応はどんなもんでしょうか?
ツイッターでの評判は
クラウドバンクも情報公開が進みつつあるけど、ここ最近の太陽光発電ファンドとか投資先の売上高をチェックしたらちょっと怖いンですが。
— ニサ (@Nisanis_a) 2019年4月20日
売上高や返済能力はともかく、効果の根拠が乏しい商品を扱っていたり、現代でHPも持たず、情報公開しない企業に投資し、支援ことは、社会に進歩をもたらすわけではなく、社会的に価値が低い投資だと考えます。そのため、今回の情報公開で、クラウドバンクには不信感が芽生えています。
— BLUE(ブルー)エンジニア系パラレルワーカー (@EngineerKP_BLUE) 2019年4月20日
僕の予想に完全に反してクラウドバンクがガッツリ情報開示してきた。意外や意外でビックリ。ただし、案件によっては借り手企業名を非開示にしている。
借り手の要望に合わせて開示する情報量に差を付ける。そして投資するかは投資家の判断に委ねる。
賛否両論あると思うが、僕はこの方式を強く支持。
— 小心タロウ@ソーシャルレンディングに挑戦中 (@viviri_man) 2019年4月17日
あ、この融資先の情報開示でどんな会社かわかるの良いですねぇ。https://t.co/ueYeinqyqd
— うえーん (@ueueuen) 2019年4月17日
クラウドバンクは貸倒れ0件であるという事実
この情報開示で分かったことは、上場企業とは違い、中小零細企業で銀行から何かしらの理由で融資を断られている案件であることがわかります。
高リスク=高利回り
という市場原理からわかる通り、クラウドバンクは概ね平均6.79%の利回りで運用しています。
銀行と違いノンバンクであるクラウドバンクは銀行融資とは比べ物にならないくらいの金利で融資をしているので(投資家分配金6.79%+営業者利益2%=貸付金利8.79%)、やはりリスクが高いという事が露呈した格好になったのではないでしょうか?
しかし、クラウドバンクのこれまでの実績からすると現在まで貸倒れ0件で推移しています。
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【クラウドバンク】さすが証券会社!眩しい位にコンプライアンスがピッカピカ!資産運用を任せられるか担当者様に質問してみた。
超低金利時代の日本にソーシャルレンディングという新たな投資機会を我々に提供しているクラウドバンクさん。 しかしながら、その新しい投資方法ゆえに不安もあるのも事実です。 大切なお金を預け、長きにわたる資 ...
メール取材に応じた際にクラウドバンクの取り組みについての掲載記事の内容を見返してみると・・・
- 担保権の実行等により融資総額が回収可能であると判断した案件
- 担保が一定の換金性を有しているか否か
- クラウドバンクでの融資は短期間(2年以内)であるため、融資期間が10年を超えるものも多い銀行の貸倒率と単純に比較はできない
- 融資実行前には現地の視察や第三者によるデューデリを実施
- 外部弁護士を含むコンプライアンス委員会にて利益相反管理の確認
などなど、不正をやらかした事業者とは異なる厳格なる融資判断、コンプライアンス機能が働いているようです。
このことを総合的に判断して、クラウドバンクにおける融資の是非は、一概にリスクが高いから危ないのではなく、ノンバンク特有の利回り、銀行に断られそうな案件だけど、事業としての優位性をある程度担保されている貸し手に融資を実行しているものを思われます。
サムライ(SAMURAI)証券の場合
サムライ証券も先陣を切って早々と匿名化解除されたファンドを出してきました。
サムライ証券の匿名化解除のスタンスは・・・
基本的に実名開示(債務者の内容等)を行える案件のみの募集を行う。
ただし、個人情報保護等で開示が難しいもの等は除く。
貸付先を特定するターゲットファンドではなく、貸金業者である営業者に運用(貸付)を一任する形態のファンドは除きます。(その場合は、貸付方針、貸付・審査基準を開示致します)
とした上で、クラウドバンクと違い、開示された情報が誰でも見られる状態になっています。
また、罰則規定も追加で掲載されていて、投資家へのけん制も含まれています。
(注)貸金業の無登録営業と判断された場合、10年以下の懲役、3千万円(法人の場合1億円)以下の罰金を課せられる可能性がります。
匿名化解除後の貸付先実名化案件第一号はエコ革
企業名、住所、貸し手の3期分の財務状況、決算情報、担保を取っている住所を掲載しています。
ただ担保額が不明瞭であり、担保評価方法も記載されていないので、クラウドバンクと見比べてしまうと見劣りしてしまいすね。
しかし、エコ革はネットでくぐると・・・。
- 各種地方銀行の私募債を受けている。
- エコ革の決算が順調である事。
決算情報 ※9月決算(10月1日 ~ 9月30日) ・25年度決算 : 1億300万
・26年度決算 : 11億9千300万
・27年度決算 : 21億7千万
・28年度決算 : 40億1400万円
・29年度 64億円
・30年度 売上予想 100億円~130億円
(10月1日での契約済み案件70億円、12月末までの契約予定案件高圧3件と
低圧68件(合計26億円)、グループ会社年間 売上予想2億 合計98億円)
・31年度 売上予想 160億円~200億円(グループ会社含む。連結決算
投資家冥利に尽きるってもんじゃない?
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SAMURAI(サムライ)証券安心して投資ができる環境が構築できているか担当者様に質問してみた。
ソーシャルレンディングの中ではクラウドバンクと同じ証券会社が運営している第一種金融商品取引業者でもあるSAMURAI(サムライ)証券。 元々はスマートエクイティというソーシャルレンディング会社が運営し ...
クラウドクレジットの場合
上記サイトでクラウドクレジットの社長である杉山さんが匿名化解除に対しての見解を述べています。
それによると・・・。
――融資先の「匿名」原則の解除どうみる
「当局が匿名化の方針を転換することは、当然必要な措置だと考えており歓迎しています。まっとうなソーシャルレンディング事業者はどの会社も、匿名化に反対してきました。匿名化は、当初から民間事業者が懸念していた通り、悪質な事業者が詐欺的なファンドを日本の個人投資家に大量に供給する温床となってしまったため、非常に残念に思います」
「当社は匿名化解除が実行された時点でほぼ全案件の融資先企業の社名を開示します」
クラウドクレジットも匿名化解除の流れに乗ってきました
ただ、クラウドクレジットの融資先は海外の新興国の企業や個人を対象にした貸付、またマイクロファイナンス向けの貸付なので、その開示された情報を使って我々が分析できるのか?という疑問が湧いてきます。
海外の企業や個人、マイクロファイナンス機関のリスク分析を、どの指標や資料を用いてリスク評価をしたらいいのか定かではありませんし未知数です。
杉山社長のツイッターを除くと・・・。
匿名化が解除されたら(融資先企業の創業者の想い、役員がどういう人なのか、どういう便益を社会に提供しているかがくっきり見え)投資家の方に鼻血をだしていただく自信があるので、今からティッシュをご準備ください😁 もちろんパフォーマンスも、ウェルス〇ビさんに負けないよう頑張ります!💪
— Tomoyuki Sugiyama (@tomoyuki_sugi) 2019年4月9日
との事で、杉山社長の意欲がヒシヒシと感じられます。
で実際、クラウドクレジットでは今現在(2019年4月23日)、融資先企業名の情報開示をおこなっていません。
金融庁における法令適用事前確認手続(回答書)では借り手と投資者とが貸付けに関する接触をしない旨や当該接触をさせないことを担保するための措置が明記、規定されていること。としているので、クラウドクレジットでは、まだその準備ができていないのでしょう。
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高利回り海外案件特化【クラウドクレジット】安全性について担当者様に伺ってみた。
クラウドクレジットさんは発展途上国を主に、本当にお金が必要である海外の人や会社にお金を貸し出す金融事業をています。 もちろん、投資家から集めた資金を使って出資する以上、リスクは健在しますが、昨今のソー ...
メール取材でクラウドクレジットの安全にファンドが管理されているのか確認した際のコメントでもあるように、
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高利回り海外案件特化【クラウドクレジット】安全性について担当者様に伺ってみた。
クラウドクレジットさんは発展途上国を主に、本当にお金が必要である海外の人や会社にお金を貸し出す金融事業をています。 もちろん、投資家から集めた資金を使って出資する以上、リスクは健在しますが、昨今のソー ...
ポイント
- 顧客の資金を正しく分別管理。
- 厳しいルール元、貸付先を選定している。
- 現地確認している。
- 自己資金でテスト運営している。
当初からクラウドクレジットでは投資家保護を前面にだした運営(監査体制の構築、出資企業からの監視等)をしています。
ソーシャルレンディングがクリアで透明性の高い投資環境を是非とも敷いて運営してほしいと切に願います。
2019年5月19日に公式見解として匿名化解除のコメントを発表しました。
これらを見ると実名・財務情報を含む基本情報を公開するそうですが、取引約款と匿名組合契約書等の法定書面の条件変更や既存貸付先企業からの情報公開に関する同意の取得などが済んでいないので、実際に匿名解除のファンドが組成、募集されていません。
どのような形でファンドがでてくるか非常に楽しみですね
Funds(ファンズ)の場合
貸付ファンドのFunds(ファンズ)も金融庁の匿名化解除発表で動きがありました。
4月以降に公開する全てのファンドにおいてファンド組成企業からの直接的な貸付先を開示し、今回の公表内容を踏まえた情報開示の充実を図ることを発表いたします。
また、社長の藤田さんもツイッターでコメントを寄せいています。
本日金融庁より公表された匿名化解除のノーアクションレターを受けFundsでは全てのファンドの貸付先を公開し透明性を高めていく方針を打ち出しました!今後も投資家目線にたったサービス運営を心がけていきます。https://t.co/ljrcNKRypT … @Funds_jp
— 藤田雄一郎@Funds (@YYYFFF) 2019年3月18日
ファンズのスキーム自体が他のソーシャルレンディング会社と違い、ファンド組成企業を挟むことによって間接的に貸付先が特定できるようになっています。
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Funds(ファンズ)とは?高い安全性に特化その特徴と評判は?苦汁をなめたソシャレン投資家の救世主になるかもしれない!
Funds(ファンズ)ってどんな会社? 上場企業や成長が期待されるベンチャー企業のみを対象にし、投資家から集めた資金を貸し出しその分配金を得るとう資産運用サービス会社さんです。 元は公平公正な立場でソ ...
元々、透明性がかなり高いファンドを提供しているだけあって、今回の開示で、更なる透明化が図られ、クリック合戦が旺盛になってしまうんじゃないだろうかと非常に危惧しています。
とならないように、大型案件やファンドの数を増やしほしいものです。
ツイッターでの評判は
で、昨日(3/18)に金融庁から正式に匿名化解除に関する見解が発表されました。
それを受けて、ソーシャルレンディング業者であるFundsは、4月から匿名化解除するとのことです。
利回りが下がってしまうとの声もあるが、個人的には業界全体で健全化に進んでいくと思われるのでウェルカムですね〜
— のがたか (@noggylog) 2019年3月19日
匿名化解除!これは朗報
貸付投資のFunds、匿名化解除に対応し貸付先の企業名などの公開方針を発表 https://t.co/fEdsohR3rH @PRTIMES_JPより
— いえいり #夢見る人をはじめる人に (@hbkr) 2019年3月18日
Fundsのフィルまちづくり案件、全然分からん~
・なんで銀行から借りないの?
・広告目的として知名度上げてメリットあるの?分かってたことなんだけどさ、匿名化解除されても投資家に分析力、理解力がないと無意味なんだよな。
童貞くんの前に一糸まとわぬガッキーが横たわっているようなもの。— 小心タロウ@ソーシャルレンディングに挑戦中 (@viviri_man) 2019年3月21日
これから出てくる新たなファンドで情報開示してくるようですので、楽しみにしておきましょう。
もうすでに、2019年5月19日現在、借手企業が公開され、ファンドを募集済みです。
ファンズは基本的に借り手はファンド組成企業の100%親会社です。
ファンド組成企業は公開されていますから、借り手の情報公開したところ、借り手の情報の透明性は透け透けのガラス越しですので、信頼度がさらに上がるとか下がるとかあまり関係がありません。
借手がもう特定しているのと同義ですからね
ただ、言えることは、これからもファンズは透明性と安全性、信頼度は業界随一なのは変わりがない事はいうまでもありません。
SBIソーシャルレンディングの場合
現在公式見解はだされていませんが、メールによる問い合わせを行いました。
それによると・・・。
お世話になっております。
SBIソーシャルレンディング(株)でございます。
平素は、弊社サービスをご利用いただき、誠にありがとうございます。
お問い合わせいただきました件につきまして、以下に回答いたします。
弊社は、ソーシャルレンディング(貸付型クラウドファンディング)とは、自社の関係会社といった特定の企業のための資金調達手段などではなく、世の中に数多ある「お金を借りたいニーズ」と「お金を運用したいニーズ」を「結びつける」ことであり、借入ニーズについて、借手が自ら資金が必要となる理由等を説明し、これに同意した投資家が資金供給できるプラットフォームを提供したいと考え、2011年3月の事業開始以前より、借手の開示を前提としたビジネスモデルで関係当局と折衝をしておりましたが、貸金業法の解釈の観点から借手の匿名化・複数化は必須であるとの結論が示されたため、この前提に立ち、事業を展開してまいりました。
今般、当局が匿名化・複数化の方針を転換したことは、弊社があるべき姿であると考えるソーシャルレンディングの実現に向け、大きな変化であると同時に、借手にとっても大きな変化であり、開示されることの意義やメリットについて借手に改めて理解を求め、借手を開示したファンドの組成を順次進めてまいりたいと考えております。
なお、本件に関しましては、投資家登録をいただいていないお客様にもご覧いただける、弊社公式サイト(ログイン前ページ)上で公開予定でございますが、現時点では、詳細についての決定をいたしておりませんので、お知らせまで、今しばらくお待ちいただけますようお願い申し上げます。
その他、ご不明点等ございましたら、ご連絡下さいませ。 何卒、宜しくお願い致します。
借手の開示を行うように金融庁などの行政機関との話し合いが以前からされていたようですね。
SBIソーシャルレンディンも投資家よりの考えに基づいた運営方針です。
ってそれもそのはず、SBIグループが運営している金融界の大御所ですから、当たり前と言えば当たり前。
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金融界の大御所SBIグループのソーシャルレンディングの担当者様にも恐る恐る話を聞いてみた。
SBI証券やSBIネット銀行、SBI損保など、様々な金融商品を扱い金融界の最大手、大御所であるSBIグループのSBIソーシャルレンディングさんの担当者様に質問してみました。 様々な金融事業を行っている ...
これからホームページ上で融資先の開示の施策が行われ方が発表されるようですので、期待しましょう。
2019年5月16日公式サイトで発表さ、翌日に第一号案件が組成募集開始しました。
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SBIソーシャルレンディング借手先企業の匿名化解除案件1号はリスクが高い?募集開始と同時に16億円が瞬殺:(´◦ω◦`):
なかなか、借り手企業の開示の方針が発表されていなかったので、以前、メールで確認した際に弊社公式サイト(ログイン前ページ)上で公開予定としていました。 そして、ようやく16日にソーシャルレンディングにお ...
しかし、16億円が1時間もしないうちに瞬殺されてしまいました。
SBIグループの金融界の大御所の底時からを垣間見てしまった。
オーナーズブックの場合
フェイスブック上でオーナーズブックが公式見解を発表。
さらにロードスターキャピタルのサイト上でも見解を発表しています。
最近のソーシャルレンディングの遅延、延滞、期失、債権譲渡、詐欺まがいのみんくれ、ラッキーバンク、誠意のないグリフラ、遅延大量発生中なのに投資募集を継続し、投資家保護に希薄なmaneoとそのファミリー(クラリー、キャッシュフロー、ガイア)詐欺案件を掴まされたトラスト・・・。
オーナーズブックは連名で、融資先開示に向けて金融庁に打診していたんですね!
maneo(マネオ)の場合
公式アナウンスでの発表が出ていません。
それもそのはず、maneoは現在遅延大量発生中、ガイアファンディング、グリーンインフラレンディングの訴訟でそれどころじゃないんでしょう。
金融庁の公式見解が発表している中で、maneoの動向と今後を占う意味で重要であると考え、メールで問合せを行いました。
大変お世話になっております。
平素より、当サイトをご利用いただき、誠にありがとうございます。
お問い合わせいただきましてありがとうございます。
匿名化の解除につきましては、現在、社内で検討中でございます。
今後、朝比奈様にお伝えできる事実がございましたら速やかにホームページ上にて公表をさせて頂きますとともに、定期的にメールでのご報告を継続させていただきます。
何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
っていうか、まだ検討中
(# ゜Д゜)∂ あ?
これだけ問題大発生中のmaneo、貸付先を公開する資質があるのか疑わしい限りですが、これまでのmaneoの実績を見てみると貸付先を公開する事で危険極まりない相手が公になるのではないのか?という疑問が生じてきます。
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maneoティラミスに砂糖とはちみつをかけた如くの融資判断の激甘に物申す
maneoの遅延多発状況からみる融資判断の甘さ マネオはグリーンインフラレンディングの件で行政処分を受け業務改善命令を出されています。 行政処分の指摘内容 グリーンインフラレンディングは ...
経営改革委員会の設置で融資審査が厳しくなり、優良な借り手が公開されるのか?
はたまた、取っている担保が全く効力を発揮できない不良債権化された物件を所持している借り手なのか?
ただ、もし公開したら、そのデータを使って分析する知識が我々に課せられます。
事業者リスクから案件リスクに完全に切り変り、投資判断を投資家自ら考える。
自己判断がますます重要になってきます。
貸付先が非公開だからmaneoに騙された、とか、公開されている情報が少なすぎでmaneoが悪い、とか言ってられなくなります。
ただ、このまま非公開でいる可能性も捨てきれません。
maneoに取って借り手の情報公開は経営の肝になるのか
更なる深手になるのか?
諸刃の剣になりそうです。
LENDEX(レンデックス)の場合
メールでの取材に対しレンデックスは以前こんな事を言っていました。
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LENDEX(レンデックス)担当者様に安全性評価に繋がる重要なポイントを質問してみた。
LENDEX(レンデックス)さんは不動産ファンドを主体としてこれまで、埼玉、京都、神奈川、東京の民泊関連や不動産業者等に購入資金、リフォーム資金及び運転資金を融資し運用しています。 利回りは7~10% ...
厳選な融資審査
- 大手法律事務所、会計事務所、税務事務所より、信託受益権取得やファンド全体に関連する契約書作成業務や法律、会計、税務面での適切な意見書を頂いており、意見書がでない場合はファンド組成ができない。
- LENDEX独自の査定額と第三者(現在は「東急リバブル」と伏せているが、不動産の専門家)の調査価格とを比較して低い方の80%を上限に融資額を設定
- LENDEXの自己資金による貸付を行うことがあります。
ただ、モニタリングに関してちょっと曖昧な表現で終始しているのが気がかりですが・・・。
気がかりな点
モニタリングは、修繕工事を行う予定の物件については現地に出向き、投資してくださった投資家の皆様向けに報告メールを送っています。
またヒアリングを通じて、経営状態、物件の売却について確認を行います。
まぁ、この辺は各ソーシャルレンディングの融資審査やモニタリングの仕方は色々な方法や施策があるブラックボックスなので、公にできない部分が多数ある中で、これはダメとかこれは良いとか判断に繋がることはできません。
現に、この部分に関して問題なかった回答を得ているトラストレンディングが金商法取消の行政処分を受けているのであまりあてにできないという事が露呈していますからね。
しかし、このメール取材の際に、弊社代表が取材に応じたいという申し入れがあったのですが、仕事が忙しくて辞退した経緯があります。
この一連の流れの中で、来社した時に分別管理、利益相反取引、融資審査、モニタリング等、画像の提供はできないが、目視にて確認する事は可能との返答を得ています。
と、言う事で、今回の融資先開示OKでの公式アナウンスが出ていませんが、現在問合せ中ですが、もし開示OKに繋がるような回答が得られたら、ますます信頼度がアップするんじゃなかろうかと期待度マックスで待っている状況です。
ポケットファンディングの場合
こちらも公式アナウンスが出ていませんのでメールにて問合せを行いました。
貸付先の名称や所在地といった属性情報が原則として公開されることは、 投資家が投資判断を行う上でとても重要だと考えております。
また今回、当局が匿名化・複数化の方針を転換したことにより、 業界全体の透明性が高まり本来あるべき姿に変わりつつあるとも考えております。
今後は弊社も情報開示に対応しつつ、ファンドの組成を順次進めて 常に投資家にとって最適な選択肢となる情報をご提供できるよう努めてまいります。
実施時期等については未定ですが、決定いたしましたらホームページ上で 速やかに告知致します。
ご不明な点がございましたら、再度ご連絡頂ければと思います。
今後ともPocket Fundingを宜しくお願い申し上げます。
ポケットファンディングも前向きな回答を得ました。
創業1995年から不動産事業、ファクタリング事業、再生可能エネルギー事業を行っている沖縄ではかなり有名な()テレビCMでも流される)ほどの有名な財全GROUPが営んでいる一関連会社です。
そもそも、企業の信頼性から言っても、長けている為、この情報開示の在り方は必然と言ってもいいかもしれません。
そのうち、公式でも発表あると思いますので、楽しみに待ちましょう。
ネクストシフトの場合
ネクストシフトも公式見解を発表しています。
この中で
一方で融資先対象国が新興国ということもあり、社会的・経済的環境の面等で投資家の皆様に対し、ご懸念を抱かせてしまったことと存じます。
そのような中で弊社としても可能な範囲で案件の情報開示を切望しておりましたので、今回の金融庁の公表は弊社としても大変喜ばしいことだと考えております。
今後は投資家の皆様が正しくリスクを理解し健全な判断の元に投資をして頂けるように、融資先とも協議を重ねた上で積極的な情報開示を進めて参ります。
ネクストシフトもかなり積極的な情報開示を行う事を予定しています。
どうしてもクラウドクレジットと比較してしまうのは否めない面が多々ありますが、同じ新興国での投資、クラウドクレジットは自社や関連会社が投資先を探したり、マイクロファイナンス機関向けローンを提供していたりしていますが、ネクストシフトはマイクロファイナンス機関向けローン一本に絞ってファンドを組成しています。
その為か、クラウドクレジットの投資リスクはネクストシフトより高いような気がします。
高利回り=高リスクですので、クラウドクレジットよりネクストシフトの方がリスク、利回りが低めなのも頷けます。
健全な財務基盤と強い社会的ミッションを持つ複数のマイクロファイナンス機関への融資を実施との事ですので、どのような借り手情報が公開されるのか期待します。
LCレンディングの場合
maneoマーケットが私募取り扱いをしているマネオファミリーのLCレンディング。
未だに公式発表がありません。
LCレンディングは1987年設立、2005年上場(JASDAQ)と歴史の長いLCホールディングスのグループ会社で、上場企業ゆえの信頼は確かにありますが、利益相反取引に関して言えば信頼できるとはいいがたいコメントも確かにあります。
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【LCレンディング】安全性に対しての取組みと考え方を担当者様に質問してみた。
LCレンディングさんはJASDAQ市場に上場しているLCホールディングス株式会社が運営しているソーシャルレンディングです。 LCホールディングス保証付ファンド(親会社のLCホールディングスが連帯保証人 ...
今回の情報開示でどこまで踏み込んだ情報が公に出てくるか未知数なので、匿名化解除の方針と考え方がわかったら、投資をしてもよいと考えいます。
現在問合せ中。
スマートレンドの場合
こちらもマネオ系列のソシャレンですが、ほとんどファンド組成がクレジットカード事業、香港で消費者金融事業、家賃保証事業を回しているだけで、貸付先情報がないので投資意欲がわかないんですよね。
ただ、融資先の情報が開示されれば、リスク分散という観点からして、非常に強い武器になると思います。
背後にいる多数の貸し手は一つのファンドで多数の一般消費者相手ですから、分散投資にもなる非常に優れたファンドであるのはたしかです。
しかし、マネオ系列というだけで今は非常に危ないと思っているのは私だけではないはず。
と、いう事で今回の金融庁の公式発表で、借り手の情報開示の在り方と方針がわかったら投資してもいいかもしれません。
現在公式発表はないので、現在問合せ中です。
26日に回答が返ってきましたので紹介します。
大変お世話になっております。
平素より、当サイトをご利用いただき、誠にありがとうございます。
お問い合わせいただきましてありがとうございます。
現在、対応を検討中でございます。
今後、匿名化解除の対応について 朝比奈様にお伝えできる事実がございましたら 速やかにホームページ上にて公表をさせて頂きます。
何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
マネオが仕切っているので、定形文で送ってくるのは分かってはいるけど、やっぱり腑に落ちないですね。
せっかく、遅延、期失、延滞、デフォルト・貸倒れ起こしていない事業者なので、もう少し自分の意見も入れた発言をしてほしいですよね。
アップルバンクの場合
こちらもマネオ系列のソシャレン。
現在マネオファミリーは遅延大発生中で問題山積で投資価値ゼロです。
情報開示で信頼性が上がるのか見ものです。
公式見解が発表されていないので、問合せ中です。
2019年4月25日早朝に問い合わせメールを行い、その日の夕方にメールの受信。
対応が早いですね。
大変お世話になっております。
平素より、当サイトをご利用いただき、誠にありがとうございます
お問い合わせいただきましてありがとうございます。
現在、対応を検討中でございます。
今後、匿名化解除の対応について朝比奈様にお伝えできる事実がございましたら速やかにホームページ上にて公表をさせて頂きます。
何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
ってか、定形文・・・。
もう少し紳士的で情のある文書を書いて欲しかったんだけどなぁ・・・。
プレリートファンドの場合
こちらもマネオ系列
以前、メールでの取材に対して・・・。
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【プレリートファンド】リート出口戦略でリスク低減対策を担当者様に質問してみた。
REIT(リート)は投資家から資金を集めて不動産を運用して得た賃料収入等を元に投資家に分配する形を取っています。また、Jリートなどは上場している為、株式と同様に価格変動がある点です。 が、プレリートフ ...
厳格な融資審査を構築
物件の流動性を担保すべく、各種専門機関による審査や手続きを経ており、 当社の一存だけではファンド組成が困難な仕組みとなっております。
としているように、現在、maneoマーケットが関与している中で、遅延もなく運営しています。
しかし、マネオファミリーというだけで、危険度が増してきてしまっているのも事実。
今回の情報開示の在り方でプレリートファンドが開示に踏み切るのか見極める必要がありますので、公式見解未発表なので現在問合せ中です。
さくらソーシャルレンディングの場合
マネオ系列のさくらソーシャルレンディング。
以前メール取材のとき、少数精鋭で経営していて、尚且つ、他のソシャレンと違って、私の素っ気ない質問に対して、誠実にそして律儀に丁寧に答えて下さったその正直っぷりさに、感動すら覚えてしまいました。
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地方創成特化【さくらソーシャルレンディング】安全にコツコツがモットー!担当者様に施策や取組みについて聞いてみました。
さくらソーシャルレンディングさんは地方創生をキーワードにして、地方経済の活性化に繋がる投資を行うとし、主に九州、近畿、北海道を中心に地方案件を多数リリースしています。 5~11%と比較的高い利回りを扱 ...
(*´∀`*)ポッ
まぁ、投資の世界ではそれはそれ、これはこれで別件なのはわかっちゃいるけど応援はしたくなる唯一の会社だと位置付けています。
情報開示の在り方次第では投資をするかもしれません。
公式発表が未だなされていませんので、現在問合せ中です。
2019年25日早朝にメールを送って夕方に回答が返ってきました。
大変お世話になっております。
平素より、当サイトをご利用いただき、誠にありがとうございます。
お問い合わせいただきましてありがとうございます。
現在、対応を検討中でございます。
今後、匿名化解除の対応について 朝比奈様にお伝えできる事実がございましたら 速やかにホームページ上にて公表をさせて頂きます。
何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
さすがマネオマーケット、金融庁の大事な融資先情報開示OKという投資家を保護する大前提に立って前向きな回答から1か月立っているのに、未だに対応中・・・。
さくらソーシャルレンディングさん、maneoから離脱して独立しては如何ですか?
私はその方が賢明かと思いますよ
J.LENDING(ジェイ・レンディング)の場合
上場企業の株式会社ジャルコが運営しているソシャレン。
募集金額が1口50万からと比較的大口で募集していて、さらにファンド組成がほとんど出ない、陰に隠れた存在である会社ではあります。
現時点では投資ファンド数が少ない状態ですが、今後は投資ファンドの募集件数を増大させる予定です。
としながらも、なかなか募集件数が増えませんね。
募集総額も8億2,600万円と低いままです。
こちらも現在公式発表していないので、現在問合せ中です。
25日早朝に問合せメールを送り、その日の夕方に受信。
回答内容はと言うと・・・。
お世話になっております。
お問い合わせを頂き、誠に有難うございます。
2019年3月18日に金融庁の回答により、匿名化・複数化が不要となるための要件公表 を受け、今後の新規組成ファンドにつきましては、情報開示を行う方向で動いております。
開示方法・時期等につきましては、現在借り手の企業様と調整しており、方針が固まり次第、HPにてご案内させていただきます。
今しばらくお待ちくださいますようお願いいたします。
ご不明な点がございましたら、再度お問い合わせして頂ければと思います。
今後ともJ.RENDINGをよろしくお願いいたします。
このままの流れで行けば、ほとんどのソシャレンが貸付先の情報が開示されるんじゃないだろうか?
と言っているそばから、ホームページ上で公式見解を発表しましたね。
サイト上での発表とメールの内容がほぼ一緒の内容となっています。
これはこれでいい流れになってきました。
貸付先を公開しないソシャレンは淘汰されるのじゃないかと思うくらいに情報開示の流れが大きな波になってきました。
問題を起こしていないソシャレン各社の借り手先開示の状況まとめ
ソーシャルレンディング会社 | 匿名化解除のスタンス |
クラウドバンク | 融資先の同意を得られたものから順次対応 借手情報は会員向け限定情報 ファンド募集開始 |
サムライ(SAMURAI)証券 | 実名案件のみ募集 借手情報は誰でも閲覧可能 ファンド募集開始 |
【クラウドクレジット】 |
ほぼ全案件の融資先企業の社名を開示予定 |
Funds | 全てのファンドにおいてファンド組成企業からの直接的な貸付先を開示予定 |
SBIソーシャルレンディング | 借手を開示したファンドの組成を順次進める。 |
OwnersBook | 案件情報は開示できるようにすべきだ |
maneo |
検討中 |
LENDEX | 問合せ中 |
PocketFunding |
情報開示に対応しつつ、ファンドの組成を順次進める |
Nextshift Fund(ネクストシフトファンド) |
融資先とも協議を重ねた上で積極的な情報開示を進める |
LCレンディング | 問合せ中 |
スマートレンド | 検討中 |
アップルバンク | 検討中 |
プレリートファンド | 問合せ中 |
さくらソーシャルレンディング | 検討中 |
J.LENDING | 借手の企業と調整し、新規組成ファンドは情報開示の方向で動く |
私のスタンス
結局のところ、私も不動産知識はほぼ持ち合わせていません。が、投資家自ら勉強するチャンスなのではないでしょうか?
何に対してもそうですが、知識がない状態で投資をしても、損するのが世の常です。
数ある投資信託を選ぶのも知識が必要ですし、株取引もそうです。ソシャレンも投資なのですから、せっかくソシャレン会社が与えてくれた物件情報をうまく活用し、負けない、損しない投資手法を確立する為にも自ら勉強し知識を蓄え、より良い投資環境を整備する時代がようやくソーシャルレンディングにも訪れた第一歩と捉え、今後も積極的にソーシャルレンディング投資を続けていきます。