ドラム式洗濯機の最大の特徴って節水ですよね。
2010年の新婚ホヤホヤ時にアパート住まいをする為に必要な家電を一括購入しました。
テレビ、洗濯機、レンジ、冷蔵庫、照明、オーブントースター、生活必需品をまとめて買いました。
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
で、その時に電気屋さんのおすすめで、迷わずドラム式洗濯機をチョイスしました。
- 高速の風で衣類のシワを伸ばす「風アイロン」
- 内部機構から発生する廃熱を回収し、乾燥運転に再利用する「ヒートサイクル技術」
- 洗剤液を衣類にしっかり浸透させるために、高濃度の洗剤液を庫内の両側からシャワーにして繰り返し洗濯物に振りかける「循環ダブルシャワー」
- 洗濯時で65L風呂水使用時7L
- 洗濯〜乾燥時で55L風呂水使用時7L
発売同時期の縦型洗濯機のNW-D8LXの場合の水使用量は125L
洗濯は毎日するもんだし水使用量はすごく気になるし、単純に言って60Lも節水できる。
縦型より断然節水出来るドラム式洗濯機を電気屋さんのコンセルジュの言うがままに買ってしまいました。
そして時は流れ2019年・・・。
ついにドラム式洗濯機のデメリットである様々な問題に直面する事になったのだった。
ドラム内の左右に付いているシャワー噴出口の向かって右側が全く出てこない
まず一番最初に起こった不具合がドラム内の左右に付いているシャワー噴出口の向かって右側が全く出てこなくなっている事に気づきました。
循環ダブルシャワーの右側のノズルの隙間に糸くずがどっさり溜まっていたのです。
これを爪楊枝や、マイナスのドライバー、クリップの先でホジホジしていたら糸くずがどっさり取れ、詰まりが解消されまた勢いよくシャワーが出るようになりました。
詰まった原因は何だったのか?
そもそもなぜ糸くずがこんなところに絡まっているの?
糸くずフィルターで洗濯時の繊維クズを取ってるんじゃないの?
何故詰まったのか、ちょっと疑問を感じましたがその時は直ったのであまり詮索する事はありませんでした。
そして次に起こった最大の不具合で、その問題の答えと共にドラム式は買ってはダメな理由が分かりました。
泡け消し運転が止まらなくなり洗濯時間が長くなり水使用量大幅増
2019年10月
日立のドラム式洗濯機を使ってますが、昨日から洗濯開始すると【泡消し運転】が起こり40分で終わる洗濯が1時間半もかかるようになった
くぐってみたら乾燥フィルタの奥が詰まっているとの事
分解して掃除したけど、まだ【泡消し運転】が出てC02エラーまで出る始末
原因はどこなんだ
(´-﹏-`;) pic.twitter.com/SiDJVF4p7N— 朝比奈枢 (@404WrSBMlXQzGct) October 6, 2019
洗濯時間が普段なら40分で終わるはずなのに、いくら時間が経っても終わらない(;・∀・)
不思議に思いお知らせボタンを押すと「泡が多く出すぎているので泡消し運転をしています!」
((o(>皿<)o)) キィィィ!!
しかもほっとくといつの間にかC02エラーがでて、洗濯が止まってしまうようにもなりました。
原因調査
サービスマンを呼ぶと出張料+修理代+部品交換代=2万円以上
なんとか自力で直せないもんか?
さっそくくぐってみると・・・。
- 糸くずフィルターが詰まっているとの事で、開けてみると綺麗そのもの。
- 排水ホース、排水口、排水トラップ、排水管を外して覗いてみたけど詰まっている様子はない。
- 乾燥フィルターも詰まっているとの事であるので、開けてみると綺麗でした。
諦めが悪い私はさらにくぐってみることに・・・。
頻繁に乾燥機能を使うと、洗濯機の奥の奥、乾燥フィルターの奥の配管に洗濯時の繊維クズが溜まり、詰まっている可能性があるとの事。
そこで、洗濯機を分解してみることにしてみました。
洗濯機の中の配管を見る。
step.1 まず、ネジ隠し用のシールを剥がし、赤丸で囲った部分のネジを取り外します。
step.2 するとその下に隠れている内蓋が現れるので、すべてのネジを取りはずします。
step.3 内蓋を外すと配線配管が見えてきますので、乾燥フィルターの続いている奥の赤丸で囲った部分のネジを外します。
step.3 乾燥フィルターの奥の配管の蓋外すと、こんなにも糸くずが(((゜Д゜;)))
そしてその繊維クズを取り除き、外したフタも元通りにして、洗濯開始・・・
しかし、またしても泡消し運転止まらずでC02エラー!
最終手段、その奥の配管内にパイプウォッシュをぶち込みしばらく放置。
それでも泡消し運転止まらずでC02エラー!
そもそもなぜ糸くずがこんなところに堆積するのか?
洗濯機に絶対に付いている糸くずフィルターや乾燥フィルター。排水フィルターは目が縦型よりドラム式の方が目が粗いんですよね。
糸くずフィルターは5mm角くらいのメッシュ構造。
大きな糸くずや繊維くずなんて素通りしてしまいます。
なのであらゆるところに糸くずをまき散らして詰まらせてしまうようです。
ドラム式は水使用量が少ない為、排水時の水の流れが悪くなり、繊維クズが詰まりやすくなるそうです。
要は、動脈硬化のように配管内のあらゆるところに繊維くずが堆積している可能性がある。
でサービスマンを呼んで直したことろ、また同じ症状に悩まされる可能性が高い。
直しても同じ症状を見舞われるぐらいだったら、ドラム式を止めて縦型洗濯機を買った方が断然いい。
ドラム式より縦型洗濯機の方が断然いい理由
洗濯機が世に出てからず〜〜と縦型が主流です。
ドラム式はここ2000年代に家庭用として出たばかりの代物です。
そんな出たばっかの技術じゃ何から何までだめに決まってますよね
消費者を実験台にして研究開発している最中なんだろうと思う次第。
ドラム式洗濯機のココがダメ
- フィルターが荒く繊維クズが素通りし、目づまりしてしまう。
- 脱水が効きすぎて柔軟剤の効きが悪くなる。
- 洗濯物が偏るとすすぎを何回もしてしまう。
- 内側のパッキンにカビが発生しやすく掃除がしにくい。
- 大物の洗濯物が洗いづらい(偏る)
- 洗濯機が大きく場所を取る。
- ドラムが横向きの為、槽洗浄で使う塩素系、または酸素系クリーナーが浸らないのでスッキリ綺麗にならない。
結局直さずに縦型洗濯機を買っちゃた
洗濯機買ったど〜
(◍•ᴗ•◍)
洗濯機乾燥機、展示品で型落ち品10万8千円は安いhttps://t.co/CIwxiAXo14— 朝比奈枢 (@404WrSBMlXQzGct) October 9, 2019
洗濯機がやってきたぞ〜
この娘、可愛いじゃないの💖 pic.twitter.com/K4iz7TeAlL— 朝比奈枢 (@404WrSBMlXQzGct) October 21, 2019
縦型洗濯機のほうが長持ちするぞ
実家が農家です。
作業着などのドロ汚れを洗濯する時、野外に置いた古い縦型洗濯機を使ってます。
ナショナル製のNA-F42M8、発売時期が2006年11月
13年使ってますが、野ざらししている分、屋内より酷な環境でも現役で使っています。
結局ドラム式と縦型洗濯機どっちが得なのか?
ドラム式洗濯 日立BD-V2200 |
縦型洗濯機 シャープES-PT10D |
|
水使用量 | 65L | 102L |
1回の洗濯時での電気料金 | 1.9円 | 2.7円 |
買い替え時期 | 9年 | 13年 |
- うちの地域の水道料金が単純計算で1m³当たり123円。
- 買い替える洗濯機の値段を一律105000円。
- 1kw/h当たり27円で計算
- 1日1回洗濯、水道料金も加味して計算。
上記サイトの統計では洗濯機の乾燥機能を使って洗濯物を乾かしているのは1割以下という結果なので乾燥機能を使わないとして計算しています。
使用年数 | ドラム式洗濯機 | 縦型洗濯機 |
1年 | 3618 | 5565 |
2年 | 7236 | 11130 |
3年 | 10854 | 16695 |
4年 | 14472 | 22260 |
5年 | 18090 | 27825 |
6年 | 21708 | 33390 |
7年 | 25326 | 38955 |
8年 | 28944 | 44520 |
9年 | 137562 | 50085 |
10年 | 141180 | 55650 |
11年 | 144798 | 61215 |
12年 | 148416 | 66780 |
13年 | 152034 | 72345 |
14年 | 155652 | 177345 |
15年 | 159270 | 182910 |
16年 | 162888 | 188475 |
17年 | 166506 | 194040 |
18年 | 275124 | 199605 |
19年 | 278742 | 205170 |
20年 | 282360 | 210735 |
21年 | 285978 | 216300 |
22年 | 289596 | 221865 |
23年 | 293214 | 227430 |
24年 | 296832 | 232995 |
25年 | 300450 | 238560 |
26年 | 304068 | 244125 |
27年 | 412686 | 354690 |
28年 | 416304 | 360255 |
29年 | 419922 | 365820 |
30年 | 423540 | 371385 |
初めは水使用量が多いドラム式の方が節水している分、縦型より有利ですが、9年目にドラム式を買い替えして支出が大幅に上昇しています。
13年目に縦型を買い替えるとドラム式の方が節約している用に見えますが、18年目にドラム式を買い替えると形勢が逆転、縦型の方が支出を抑えられているのがわかります。
簡易計算ですのでインフレ率も買い替え時の洗濯機の値段も一律ですのでこれ通りにならないかもしれません。
しかし、野外に置いてある洗濯機が13年間壊れもせず動いている現状を見ても、縦型洗濯機の方が遥かに故障率は低い事を考えると、上のシミレーションに近い値になるはずです。
まとめ
ドラム式は節水が良くて、見た目おしゃれ、洗濯物が入れやすくて、乾燥機を使うとシワになりにくいので使いやすい。
一方縦型の方は大型の洗濯物が洗えて、ドロ汚れに強く、何しろ壊れにくく掃除が簡単。
縦型のメリットは壊れにくいってのが一番で、その分長〜〜い目で見るとお得、節約になるかもしれません。