maneoの遅延多発状況からみる融資判断の甘さ
マネオはグリーンインフラレンディングの件で行政処分を受け業務改善命令を出されています。
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maneoマーケットに行政処分!償還金と分配金が滞るが唯一の救いが「留保」扱いで不安が募るグリーンインフラレンディング
予想はしていましたが、まさか本当にこういう危機が訪れようとは・・・。 ついに次元爆弾の爆弾が破裂してしまいました。 グリーンインフラレンディングのファンド募集を司るmaneoマーケットに ...
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行政処分の指摘内容
- グリーンインフラレンディングは貸付金と会社の事業資金を分別管理しないで、ほぼ1つの口座で入出金していた。
- グリーンインフラレンディングはサイト上の説明と違う事業に支出している事例が多数認められた。
- 管理監督しなければならないmaneoマーケットは資金使途を確認しないままファンド募集を継続している。
- 確認をJCサービスに丸投げし、maneoマーケットは資金管理態勢を構築していない。
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maneoマーケット業務改善命令!でもグリフラの募集時と違う事業支出の方が大問題、環境省の補助金返還命令の件はその一端か?
maneoマーケットに業務改善命令が出されました。 kantou.mof.go.jp 8 Shares 1 Pocketmaneoマーケット株式会社に対する行政処分について:財務省関東財務 ...
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業務改善命令の内容
(1) 今般の法令違反及び投資者保護上問題のある業務運営について、責任の所在を明確にするとともに、発生原因を究明し、改善対応策を策定実行すること。
(2) 金融商品取引業者として必要な営業者の選定・管理に関する業務運営態勢等を再構築すること。
(3) 本件行政処分の内容及び改善対応策について、全ての顧客を対象に、適切な説明を実施し、説明結果を報告すること。
(4) 顧客からの問い合わせ等に対して、誠実かつ適切に対応するとともに、投資者間の公平性に配慮しつつ、投資者保護に万全の措置を講ずること。
(5) 上記(1)から(4)までの対応について、平成30年8月13日までに、進捗状況及び対応結果について報告すること。
これに対しmaneoマーケットは以下の改善を行うとして動いています。
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行政処分を受けた会社をまとめて比較してわかった共通点!悪質ソーシャルレンディング事業者の特徴と傾向!クラウドバンク・みんなのクレジット・ラッキーバンク・グリーンインフラレンディング(maneoマーケット)の事例から。
金融庁から行政処分を受けると業務改善命令が出され、報告書の提出と指摘された業務箇所の是正が終わらなければ(金融庁から業務再開のゴーサインがでなければ)サービスを再開することができません。 その間、ファ ...
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改善内容
- 経営体制の見直し
- 営業者の選定基準の策定
- 営業者の管理について
モニタリングの実効性を確保する取り組み
ファンドに対するモニタリングの強化 - 組織の見直し
人材確保による法令違反行為等の未然防止、早期発見
研修や人事評価の見直しによる法令遵守意識の向上 - 投資者対応
グリーンインフラレンディングの投資家向けの状況報告
匿名組合契約約款・金銭消費貸借契約書の改訂、スキームの見直し - 役員報酬の自主返納
今回の行政処分を受け、次の通り、関係役員の役員報酬を自主返納。
代表取締役 瀧本 憲治 報酬月額の50%、3ヵ月
取締役 安達 義夫 報酬月額の15%、2ヵ月 - 経営改善委員会の設置
モニタリングが機能していないがために起こったグリーンインフラレンディングの遅延問題!
maneo社長瀧本 憲治のブログを見ると「グリーンインフラレンディング」以外の各プラットフォームは通常通り運営と言っています。と言っていましたので、グリーンインフラレンディングとmaneoだけの問題だと思っていましたが、実際、ふたを開けて見たら、グリーンインフラレンディングの行政処分後、また、業務改善を金融庁に報告した後も下記maneoファミリーで問題が多発しています。
ガイアファンディングの全案件遅延騒動
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悲報 ガイアファンディングでほぼ全てのファンドで遅延発生!!
ガイアファンディングでほぼすべてのファンドで遅延、期限の利益を喪失したと発表されました。 www.gaiafunding.jp 1 User 3 Pocketsニュース|ソーシャルレンディ ...
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キャッシュフローファイナンスの大量遅延問題
maneo自体にも遅延が大発生しています。
グリーンインフラレンディング問題が発覚した以前に募集をかけていた案件が大部分を占めています。
【不動産担保付き】1,000億円突破記念ローンファンドの事例をみると・・・。
グリーンインフラレンディング問題で金融庁の指摘している資金使途を確認しないままファンド募集を継続、資金管理態勢を構築していない。と如実に物語っているのが【不動産担保付き】1,000億円突破記念ローンファンドです。
「投資家の皆様の安全性を考慮した不動産担保付きのファンド」と説明し、投資を募っていて、12億円を融資、投資家に示した不動産担保評価額16億円、根抵当権第1順位です。
業者買取価格の約75%程度の取り組みであり、保全について問題ないと思料と言いています。
が・・・。
東京商工リサーチ社の報道では・・・
該当物件を実際調べてみると、該当物件は「神奈川県川崎市麻生区五力田414−1」で山の中腹にある診療所跡地。
一見して売れそうな物件に見えるかもしれませんが、「数年前から人の出入りがない。こんな山中の物件を買う人がいるのか」と近隣住民の話から分かる通り、売れるかどうかわからない不良債権化している案件であることがわかります。
複数の不動産業者によると、この物件は15億円で売りに出され、物件の売却に難航しているようだ。とも語っています。
この案件の融資契約は「責任財産限定特約付」融資 (ノンリコースローン)の取扱いです。
担保である不動産を売却してもし不足分があっても返済する義務はないよ。という取扱いです。要するに借金がチャラになる特約付きが課せられています。
別にノンリコースローンだから悪いとは言いません。融資される側である借り手側のメリットも大いにある契約形態だからです。
万一返済できないことがあっても返済義務が限定されているので、他の事業に影響がないという面です。
だからこそ、審査義務もそれ相応に厳しく審査しなくてはなりませんし、それを利用できる不動産担保も限られなければいけません。
ところがmaneoが投資家に紹介している担保は不良債権化している診療所跡地だったっ事を考えると、maneoは現地確認せず、資料だけみて融資判断している。という実態が物語っています。
ガイアファンディングの事例から見ると・・・。
ガイアファンディングの案件調査時の説明で、実態確認方法はガイアファンディングが提供した各種資料(物件評価書、現地SPCの会社情報)の提供を受け、プロジェクトの実態があることを確認。
これだけ遅延が発生している状況なのに未だにファンドのモニタリングを外部に委託し、資料だけですましている時点で危機意識が欠如しています。
命の次に大事なお金である人様のお金、それを運用する立場であると再認識しているのであれば、危機意識が自ずと高まり自分の足で確認する、または同伴しなければ不安は解消できないと思うものなんですけどね、普通は・・・。
命の次に大事なお金を運用する立場であれば幼稚なことはしないはずなのに・・・。
一番の問題はサイト構成にあると思います。
上記で説明した通り、大事なお金を10年20年30年と運用し続け、顧客の利益の為、貸付先、融資先が共に考え長い間歩んでいける金融商品を扱う立場であれば、出来る限り、透明性と信頼を伴ったサイト構成をしなければなりませんがそれができていません。
下記を見ていただけると分かりますが、案件担当者18名が犬だったり、花だったり、サッカーボールだったり・・・。
こっちは遊びで資産運用ゲームを興じているわけではありません。
まじめに老後の・・・。結婚資金の・・・。新車購入の・・・。様々な理由があると思いますが、人生の余裕を確保する為に大切なお金をかけて資産運用をしているのです。
その資産運用の橋渡しを行う人が完全に身分を隠して、あまつさえ熊や猫、サーフィンってあまりにも遊びすぎていると私は思います。
ヾ(´∀`*)
(o`・ω・´σ)