クリアルで詳細なファンド情報が出てきましたね
前回、SOLA沖縄学園について経営がうまくなされているか調べるため、財務諸表を通じて概要だけでもちょびっとかじった紹介をしてみました。
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今回詳細な案件が出たのでこれを交えながら考察していきたいと思います。
また、今回のファンドは表題にもあるようにキャンペーン対象ファンドです。
キャンペーンだからという理由で安易に投資してしまっては先の二の舞です。
長期に渡って資産を築くためには、自分のリスクに見合った余剰資金を適度に投資に投下させなければなりません。
また、時にはここぞってときに思い切りさも必要になってくるんじゃないでしょうか?
さて余談が過ぎてしまいましたが早速調査してみましょう。
SOLA沖縄学園ファンド情報
募集金額 | 8億3,800万円 |
想定利回り(年利) | 5.0% |
最少投資金額 | 1万円 |
想定運用期間 | 18ヶ月 |
初回配当日 | 2020年02月29日 |
今回はキャンペーン対象ファンドなので多分多くの方が10万円以上で投資をしようとするではないでしょうか?
初めての投資申込の場合もらえる金額は以下の通りになっています。
10万円未満の投資申込で1%
10万円以上の投資申込で2%
既存の投資家
10万円以上の投資申込で1%
では実際にこのファンドに10万円を投資した場合もらえる金額はどのくらいになるのでしょうか?
分配金合計 | キャンペーンで貰える金額 | 合計 | |
新規投資家 | 7500円 | 2000円 | 9500円 |
既存投資家 | 1000円 | 8500円 |
不動産クラウドファンディング投資初心者でも10万円なら投資できるじゃないでしょうか?
このファンドの真の目的はSOLA沖縄学園のさらなる発展の為
SOLA学園の校舎を取得し、負債を削減、借入余力を増やし学園の発展と成長の為の資金。としています。
たしか、以前の記事で支払い能力を調査した際に流動比率:72.8%と低かったですよね。
短期借入金が無く長期借入金が1,441,342,933円にも上っています。
有利子負債が削減できれば、流動資産も増えることになりますので、そうなると・・・。
流動資産:1138183958円
流動負債:395,798,530円
となり流動比率が287.6%になります。
SOLA沖縄学園としてみれば一気に成長への道が開かれたと言う事にほかなりません。
分配金の支払い能力あるのか?
平成30年度の損益計算書では2学校合わせて209712127円の経常収支が出ています。
クリアルが取得する本物件での掲載している営業純利益を参照してみると十分支払い能力がある事になります。
運用期間中に分配金の支払いが停止してしまうリスクは低いようです。
重要なのは物件が売れるかどうか?
一番重要なのは物件が売れるかどうかですよね。
それによって元本の償還ができるかどうかが最大の懸念事項であるのは言うまでもありません。
売却先候補は、個人投資家、一般事業法人を想定しています。
こういう取引事例をネットでくぐってみると、REITしかないんですよね。
参考になる事例がほぼないのでリスクを評価する基準がないのでなんとも言えないのが実情です。
学校法人の投資用不動産購入の特殊事例だと個人投資家はまず買わないだろうし、やっぱり法人が買うのかな?
果たして買手が現れるのでしょうか?
運用益の一部は首里城の再建に寄付。
10月31日に起きた首里城の火災、文化遺産が焼失した地元の人たちの失意の念は相当なものに違いないでしょう。
このファンドは沖縄という共通点から首里城再建の為の援助金として運用益の一部を寄付するようです。
ESG投資としてのファンド
SOLA沖縄学園のファンドはまさにESG投資を生かした投資手法だと言えます。
「環境・社会・企業統治に配慮している企業を重視・選別して行う投資」
要するに、環境を守り、社会をよりよくし、ガナンスも徹底している企業に投資をする事です。
このファンドで言うと、教育で地域活性化を行い、沖縄の問題を解決する為のファンドであるという事です。
また、ESG投資を取り入れることでポートフォリオのリターンが中長期的に安定するとも言われているようです。