これは本当にヤバい!
みんなのクレジット、ラッキーバンク以上にヤバいです。
横領、詐欺、背任罪に問われてもおかしく無い、限りなくアウト、いや完全アウトでしょう!
真っ黒黒助です。
トラストレンディングが発表した内容は3つに分かれています。
山本幸雄なる人物の取締役解任
以前トラストレンディングを営業している親会社のエーアイトラストの会社概要欄で役員の名前がでていましたが、今は削除されていて見れません。
Web魚拓として記録されているページを確認したら、やはり山本幸雄なる人物は記載されていませんでした。
謎の人物「山本幸雄」この取締役が紹介したファンド貸付先から、地質的支配する法人に少なくとも15億8千万円のファンド貸付金が流出している事実があるとのことを発表しました。
山本幸雄が取締役に就任した時期は平成30年10月です。
問題あるローンファンドが一番古いのは2018年2月募集の債権担保付ローンファンド105号です。
このことから山本幸雄が貸付金を詐欺ろうと企てたのは取締役に就任以前っという事になります。
そもそもここで謎が残ります。
なぜはウェブ上で全ての役員の名前を公表しなかったのか?
また、山本幸雄が取締役になっていない時期の仕事ぶり、すなわち山本幸雄と代表取締役の松本 卓也氏との関りです。
上場企業ではないのでIRを挙げる義務はないのはわかりますが、普通に考えれば、後で何かしらの不祥事が起これば、「公表されていた内容と違うじゃないか」と槍玉に上がるのは必至です。
公表されている役員の多くが中央官省の元OBである事を大々的挙げ、宣伝目的で使った。
もしくは山本幸雄をあえて隠した可能性が捨てきれません。
そこで山本幸雄なる人物を調査しました。
山本幸雄はどんな人物?
同姓同名が多い中、なかなか該当する人物がヒットしません。
顔も素性もわからない人物をネットを使って調べるのは結構骨が折れる作業ですが、あえて言います。
詐欺師は逮捕されても、また同じ事を何度も繰り返します。
この事を考慮に入れると・・・・。
がヒットしました。
一番怪しいのが昭和ゴム架空増資疑惑で暗躍した山本幸雄。
昭和ゴムが5億の増資を計り、PK社の新株予約券を行使した。その一方で、昭和ゴムから六億円が、オプティスパン社の光ファイバー事業名目で『山本幸雄』が代表であるデジットマスター社に融資されたという事もあった。尚且つ山本はオプティスパン社の営業権を譲る代金として3億5千万円を受け取ったとされている。しかし、営業権が嘘だった挙句、融資6億円の内、5億2200万円を山本に引き出されている事実が判明したので、東京地方裁判所に対し損害賠償請求の提訴を行い、全面的に認められる判決に至ったと昭和ゴム(現・昭和HD)が発表している。なぜ詐欺で訴えないのか?
この山本幸雄もまた「PK社の大株主である人物」として紹介され、松平さんの知るところとなるのだが、山本も自宅乗っ取りに登場してくる人物だ。
詐欺ろうと企てた経緯がよく似ています。
損害賠償等請求訴訟の提起に関するお知らせ
これによると高速道路工事の工事請負代金債権を担保としたローンファンド。
債権担保付ローンファンド105号・106号・107号・108号・109号・110号・111号・113号
Trust Lendingセレクトファンド120号・121号・125号・126号・129号・130号
の貸付先と工事発注者の元請会社に対して損害賠償等請求控訴を東京地方裁判所に提起したというのです。
訴訟内容は?
貸付先と工事発注者の元請会社に対して、16億4千万円(エーアイトラストが出資している自己貸付金68百万円の劣後分も含む。)と、年利5%の遅延損害金も請求しています。
ローンファンドで集めた資金の貸付先の実態
実際には元請負会社が大手建設会社から受注している現場は
高取山トンネル西工事と川西工事の2現場だけ
高松工事と大泉西工事は受注すらしていない。
しかし、元請負会社からローンファンドで記載されている貸付先への発注は存在すらしていない。真っ赤な嘘だった。
なぜ、このような架空発注ができたのか
トラストレンディングの発表では・・・。
架空発注の実態
貸付先と工事発注者の元請負会社が共謀して、工事現場に案内したり、工事請負契約書や債権譲渡承諾書に判を押す等して、貸付金をだまし取られた。と主張しています。
ですが先に述べたこの記事によると、民事で勝訴しているが、刑事で争っていないのです。
もう一度言います。
詐欺師は同じことを何度もします。
今回も民事で勝っても、なぜか知らないが刑事で訴えることもなく山本幸雄は雲隠れ。
そういう事になる可能性が大いにありえます。
分配金や償還ができなくなる恐れ
全額返還を求め、損害賠償請求したので分配金や償還ができなくなる可能性が予測されています。とした発表をしたトラストレンディング。
そもそも、工事の発注がないのに貸付金が山本幸雄の社長の会社に流れた
という事は、山本幸雄の手に15億8000万円もの大金が渡ったってことですから、雲隠れし、貸し付けたお金はどこか別の所に移し(マネーロンダリング)、返すお金が全くない事がおおよそ想像できます。
全損する可能性が濃厚である。
2度目の証券取引等監視委員会による勧告
債権担保付ローンファンド」及び「Trust Lendingセレクトファンド」(105号~111号、113号~138号)
投資家から総額約15億7千万円の出資
貸付先「本借入人A」
各JVから元請負会社を経由して本借入人Aが発注を受けた事実はなく、高速道路関係の工事受注を前提とした資金使途のための貸付けは当初から行われていない。
Trust Lendingセレクトファンド(147号~154号)
投資家から総額約2億4千万円の出資を受けている
貸付先「本借入人B」
「土木建築事業」案件は高速道路事業
「環境の再生・保全」案件は除染事業
公共事業プロジェクトはない
除染事業における事業統括会社と同一事業者である。
資金使途のための貸付けは当初から行われていない。
燃料卸売事業者ローンファンド(193号~200号、203号、207号~210号)
投資家から総額約6億2千万円の出資を受けている。
貸付先本借入人C
30億円の売上が予定されているかのような表示をしている。
モニタリングされていない
貸付実行後のモニタリング等を行っておらず、十分な確認を行っていなかった。
その為、案件紹介等に中心的な役割を果たしていた山本幸雄取締役(平成30年10月当社取締役就任)が実質的に支配する法人に、少なくとも約15億8千万円流出していた。
審査が緩く甘い、詐欺師が入り込んでくる、モニタリングがされていない。なぜこんなことがまかり通ってしまったのか?
以前トラストレンディングに案件が的確に運用され融資審査と共に貸付実行後も追跡調査、モニタリングを行っているとした説明、回答を経た記事を掲載しました。
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全てが嘘だった
それによると、事あるごと中央省庁の元OBの名前を挙げていた。
借入人の審査やファンド募集などは取締役会と業務執行を監査する監査役を設置することでコーポレート・ガバナンスを強化しているとしていた。
不適切運用がされないよう定期的なモニタリングを実施しておりますと言っていた。
これらすべてがざるで審査が緩くて甘く、詐欺師が入り込んでくる、モニタリングがされていなかったという事です。
また。週刊ポストの記事でこんな事を代表取締役の松本 卓也は言っています。
今回の処分についてエーアイトラストの松本代表は「行政処分については厳粛に受け止めており、再発防止に全力で取り組んでいるところです」としながら、こう述べた。
「現在、自社調査を進めているので詳しいお答えは差し控えるが、“ファンドで募った資金を当社が懐に収めた”という事実はあり得ません。官僚出身者については、私が旧大蔵省にロビイング活動などをしていた経緯で個人的な人脈があり、まず山田氏に声をかけ、彼が古巣や霞が関方面から“いいのがいる”と推挙されたと聞いている。報酬はそれなりの額を払っているので、名義貸しのような人物はおらず、みな実際に仕事をしています」
また、財務省出身の山田 貢氏にもインタビューをかけており、その内容は・・・。
「書類を吟味せず承認してしまったのは私の責任で、大いに反省しています。ただ、誤解を招く部分があっただけで事業そのものが架空だったわけではない。入社に関しては役所には一切世話してもらっておらず、すべて先輩・後輩という人のつながりによるもの。大物キャリアを除けば財務省OBといえども再就職を探すのは簡単でないのが現実なんです」
としたうえで、すべての中心人物、山本幸雄の紹介で案件を組成しているとしたと金融庁の指摘通りに、トラストレンディング内の役員も語っています。
代表取締役の松本 卓也が声を掛け山田 貢が入る→その後様々な財務省OBが入ってくる
その中で詐欺師の山本幸雄が入り込んだのでしょう。
財務省OBだから問題ないという気持ちが働いた?
代表取締役の松本 卓也も財務省OBの連中も役所の先輩・後輩から案件を紹介しているのだから、問題がでないであろうという安易な気持ちが働いたのではないだろうか?
そんな杜撰な管理をしている会社に詐欺師の山本幸雄が入るすべを与えてしまった代表取締役の松本 卓也の責任は非常に重いと私は見ています。
トラストレンディング(エーアイトラスト)は自分も被害にあったのだから、投資家よりの見解と行動を示しています。
が、このことに惑わされないように、最悪の事を想定して、最悪とは詐欺師と社長が結託して当初から想定した計画犯罪である可能性も考慮して動いた方がよさそうです。
私が投資している該当案件は
除染事業の債権担保付ローンファンド142号のみとなっています。
しかし、この問題がどこまで波及するかわからない以上、不安は残ります。
っていうか、これ書いていて吐き気がしてきた。
もう悪いことばかり起きていてどうしようもない・・・。
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