我が家のお風呂の窓に横引きロール網戸が設置してあります。
網戸を閉める時は横に引くだけだし、開けるときはロックを外し、自動で巻き取ってくれる優れものの網戸。
しかし、いつの間にやらロックを外しても自動で巻き戻らないし、動かなくなってしまいました。
網戸が中途半端な位置に固定されてしまい、お風呂の換気をしようと窓開けていると、虫が入ってくるしで、網戸が使えない為、非常に不便です・・・。
壊れた原因を探すとともに、スムーズに開閉できるように修理を試みようと思います。
業者に修理を依頼するとどのくらいの相場なのか?
ロール式の網戸なので特殊ですので普通の網戸と違って、相場が高くなるようです。。
くぐってみると、修理費用がだいたい、6000円~3万円位かかるようですね。。
。゚:;。+゚(ノω・、)゚+。::゚。
だったら、自分でやっちゃえという事で、色々調べてDIYすることにしました。
横引きロール網戸構造
YKKの網戸を使っているので、ネットで構造がだいたいわかるイラストがあったのでちょっと調べてみたところ・・・。
上図のような構造をしていて、自動巻き取りは巻き取り軸にあるコイルバネで巻き取られ、収納スピードはオイルダンバー、調整は左端下部のギヤの調整ねじで調整しているようです。
横引きロール網戸のカバーを開ける。
ちょっと力が必要ですが、左側の赤枠で囲ってあるカバーを開けます。
ギヤの確認
カバーを開けると上下にギアが入っています。
上はロックを外すとロールごとはずれるようになっています。
下のギヤはスピード調整用のギヤ。
よく見ると、ギヤが外れているわけでもなく、ギヤの歯が摩耗しているようには見えません。
まさかとは思うが・・・。
ただ単に滑りが悪くなっているだけ?
レールに油(潤滑剤)をくれてみよう。
お風呂という環境のせいか、湿気や汚れ、ホコリ等で滑りが悪くなっている可能性があるので、レールに堆積してしまった汚れを清掃すれば解決するかもしれません。
レール部分を掃除機や綿棒を使って掃除したのちに水洗い。
その後、潤滑剤を塗布しますが、場所がお風呂なだけに、機械油のクレ556だと潤滑油が滴ってきて風呂内に入ると、健康に害を及ぼしかねません。
クレ556の安全データーシートを見てみると・・・。
危険有害性情報
- 極めて可燃性/引火性の高いエアゾール
- 高圧容器:熱すると破裂のおそれ
- 飲み込んで気道に侵入すると生命に危険のおそれ
- 吸入すると有害のおそれ
- 眠気またはめまいのおそれ
- 遺伝性疾患のおそれの疑い
- 臓器の障害のおそれ
- 長期にわたる、または反復ばく露による臓器の障害
..・ヾ(。>д<)シ こえぇぇぇ
なので、食品用潤滑剤を使うことにしました。
この食品用潤滑剤の主成分は流動パラフィン。
流動パラフィンはベビーオイルや化粧品にも使われる安全なオイルで、別名「ワセリン」ともいいます。
医薬品の基材にもなる物質なので安全性については二重丸。
もしこれが染み出てお風呂に入っても全然OKです。
結果は・・・。
食品用潤滑剤をレール部分とギヤ部分に塗布し、何度か網戸を開閉を繰り返し、潤滑剤を馴染ませたら、見事巻き戻りました。
やはり汚れが原因で負荷が増していただけでした。
もし業者に修理を出していたら出張代やら修理代やら、もしかしたら、知らないことをいいことに、網戸自体を交換していたかもしれないと思うと、ちょっとぞっとしますね。
業者に修理を出す前に一度自分で原因を調べる癖をつけて、利用されない術を身につけた方がいいですね。