クラウドクレジットは高成長国の新興国を主に、本当にお金が必要で、困った人たち、例えば貧困層や教育解決、未電化地域や省エネ普及、女性起業家支援といった社会的意義が大きい投資を行いつつ、経済的リターンも享受しようとする社会インパクト投資(社会をより良くする為の投資活動)を数多く組成しています。
またソーシャルレンディング随一の信頼性が高い事でも有名です。出資している主な企業(伊藤忠、第一生命保、三菱UFJ、LINE、ソニー、SBI)。
そんな信頼性と堅実性を兼ね備えたクラウドクレジットの2018年度の運用実績、利益を公開!1年間投資した結果の特徴と考察を交えながらまとめたいと思います。
クラウドクレジット 2018年の運用実績公開、利益はどのくらいになっていたのか?
運用資金 | 償還金 | 分配金 | 源泉微収税 | 雑費 | 収益(税引後) | ||
1月 | ¥204,223 | ¥0 | ¥0 | ¥0 | ¥0 | ¥0 | |
2月 | ¥204,223 | ¥0 | ¥0 | ¥0 | ¥0 | ¥0 | |
3月 | ¥204,223 | ¥200,000 | ¥19,401 | ¥3,961 | ¥0 | ¥15,440 | |
4月 | ¥4,223 | ¥0 | ¥0 | ¥0 | ¥0 | ¥0 | |
5月 | ¥4,223 | ¥0 | ¥0 | ¥0 | ¥0 | ¥0 | |
6月 | ¥4,223 | ¥0 | ¥0 | ¥0 | ¥0 | ¥0 | |
7月 | ¥4,223 | ¥0 | ¥0 | ¥0 | ¥0 | ¥0 | |
8月 | ¥4,223 | ¥0 | ¥0 | ¥0 | ¥0 | ¥0 | |
9月 | ¥4,223 | ¥0 | ¥0 | ¥0 | ¥0 | ¥0 | |
10月 | ¥4,223 | ¥0 | ¥0 | ¥0 | ¥0 | ¥0 | |
11月 | ¥4,223 | ¥0 | ¥0 | ¥0 | ¥0 | ¥0 | |
12月 | ¥4,223 | ¥0 | ¥0 | ¥0 | ¥0 | ¥0 | |
合計 | ¥54,223 | ¥200,000 | ¥19,401 | ¥3,961 | ¥0 | ¥15,440 | |
利回り(年利換算) | 8.954% | 7.126% |
2017年1月に投資した【ロシアルーブル建て】マイクロローン事業者ファンド2号が期日通り運用終了し、元本が償還され、2018年3月に税引き前分配金(利益)19401円とともに支払われています。
期待利回り13.5%でしたが、結果は8.954%になりました。
期待利回りが下回った原因
これは 運用開始時に1ルーブル当たり 1.970201 円だった換算レートが運用終了時に1ルーブル当たり 1.888317 円となり円高が進行した結果、円建てでの運用成績がファンド募集時の期待利回りを下回ってしまっていいる事が原因です。
為替差損が発生し期待利回りより約4.5%弱下回ってしまっています。
運用中の残り4223円は2016年5月に投資をした【為替ヘッジあり】カメルーン中小企業支援プロジェクト2号で、一部延滞発生中です。
貸付けた11社のうちの1社の社長が、動産担保を保管している場所の鍵を勝手に変え、売ってしまったという。 警察に刑事告発をした上で財産の差し押さえを行い回収に取り組む。
とアナウンスしています。がその後は全く進展がない状態が続いています。
2019年度もクラウドクレジットは投資先として有望であり、おすすめ!!
2018年は積極的にクラウドクレジットを利用していませんでした。
理由は、【為替ヘッジあり】カメルーン中小企業支援プロジェクト2号の影響で元本が一部延滞して動きがないこと。
【ロシアルーブル建て】マイクロローン事業者ファンド2号で為替差損の変動幅が大きかったこと。
そして一番の理由が、満期一括返済方式を採用していること。
ファンド運用終了時とともに利息と元本が一緒に帰ってくるこの方式は、ファンド(案件)の運用期間が1年以上と長いものを取り扱っているクラウドクレジット特有の関係から、複利として利用できる資金が再投資に回しづらいという理由で追加投資をしていませんでした。
元本一括返済方式を採用していて、安全性が高いOwnersBookや公共工事が多く高利回りのトラストレンディング、高成長に期待する意味でOwnersBookの運営会社のロードスターキャピタルの株を購入。投資商品の種類を増やす為、投資信託の買い増し等していました。
要するに資金を分散させ、複利の効果を高める安全性の高い他のソーシャルレンディングに資金を流入、ソシャレンで損失拡大(ラキバンやみんくれ)している為、ちょっとでも損失補填にしようと株を追加購入、インデックス投資である投資信託の買い増しを進めた為、クラウドクレジットに回すお金が枯渇してしまった為、以後の追加投資はしていませんでした。
ソーシャルレンディングの事業者リスクを考えてみると、クラウドクレジットは不正な事はしないシステムを構築しているので、ただ単に運用期間が長い満期一括返済方式だからという理由で避けていたのでは、せっかくの投資機会が逃げてしまうという事から、余剰資金(使う当てのないお金)を、2019年度は積極的に流入しようと思います。