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CREAL(クリアル)大型案件!新規開業の南房総市ちくらつなぐホテル・キーポイントはグリーンツーリズム?

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CREAL(クリアル)大型案件!新規開業の南房総市ちくらつなぐホテル・キーポイントはグリーンツーリズム?
CREAL

CREAL(クリアル)で7月5日募集開始の宿泊施設、千葉県南房総市のちぐらつなぐホテルのファンドが4日間で満額達成しました。

ホテル アマネク 浅草吾妻橋スカイ 8億8千万円

さくらさくみらい駒込 4億5千万円

ちぐらつなぐホテルで2億3,760万円です。

大型っといっても今回は2億円台ですので、ティアラ目白AVENUEの運用終了も相まって、クリック合戦になるのかなと思っていましたら、そうでもありませんでしたね。

どうやら、今回のちぐらつなぐホテルはリスクが他の案件により高めの印象で、皆投資に躊躇してしまっている傾向が強かったのではないでしょうか。

そのリスクについて少し調べてみました。

CREAL(クリアル)大型案件!ちくらつなぐホテルファンド概要

案件名 ちくらつなぐホテル
開業年度 2019年8月1日~2020年7月31日
所在地 千葉県南房総市千倉町北朝夷2967
募集金額 2億3,760万円
想定利回り(年利) 1年目4.0%

2年目6.0%

想定運用期間 24ヶ月
募集期間 2019年7月5日 20時 〜 2019年7月11日 20時
資金使途 株式会社エヴァーブルースカイが運営を行う宿泊施設の「ちくらつなぐホテル」の建物及びその所在する土地を取得・運用

南房総の先端の先端、先っちょの宿泊施設。

そんな房総半島の先っちょに宿泊客が来るのかなという疑問がちょっと湧いて出てきました。

運営元のエヴァーブルースカイ

で、このエヴァーブルースカイという会社の親会社はブルー・スカイ・アソシエイツで実績を調べてみると、設立2012年の会社で不動産のアドバイザリー事業、コンサルティング事業、投資事業にと幅広く手かげており、なかでも投資事業としてコインランドリーを手がけていて、18年3月に上場会社グループに事業譲渡しています。

世界最大のオンライン宿泊予約サイト Booking.com (ブッキング・ドットコム)の日本法人 ブッキング・ドットコム・ジャパンは毎年、お客さんに素晴らしいサービスを提供している宿泊施設に送られる『クチコミアワード』を発表しています。

クリアルでも説明されている通り、子会社のエヴァーブルースカイが運営しているヴィラ(自分の別荘のように過ごせる宿泊施設)3棟のThe Canvas Hayama Parkに対してクチコミアワード2017(6,287軒の宿泊施設が受賞)とクチコミアワード2018(8456軒が受賞)を受賞しています。

以下はThe Canvas Hayama Parkの公式フェイスブックに乗っていた受賞時のコメント。

旅行予約サイトReluxが発表した「もうひとつのわが家」をコンセプトとした満足度の高い宿泊施設をランキング形式で発表しています。

その中でranking2018年上半期編でVacation Home部門で第5位を受賞しています。

親会社のブルー・スカイ・アソシエイツの代表的な業務活動は以下の通り。

2016年4月 コインランドリーの運営
2016年11月 ヴィラタイプの宿泊施設運営
2016年12月 オフィス不動産ファンド向け私募取扱
2016年12月 再生可能エネルギーファンド向け私募取扱
2018年03月 コインランドリーの事業譲渡
2018年04月 国立小学校の保養所取得

その他に不動産の査定や信託受益権のクロージング実務、レンダー交渉、事業計画書策定支援等、まだ歴史は浅い会社であるものの、その業務内容は卓越した優れた実績が垣間見れます。

ちくらつなぐホテル

さて、本題のちくらつなぐホテルです。

房総半島の先っちょにホテルを運営するというのですから、なにか特別な思いやビジネスノウハウがあるのではないのか?という事でちょっと別の角度から調べてみました。

上記サイトでちくらつなぐホテル運営に対する社長の思いを熱く語っていています。

要約すると・・・。

東日本大震災をきっかけに2011年以降使用されなくなってしまった京学芸大学附属世田谷小学校の保養所を運営元の株式会社エヴァーブルースカイが購入。

購入に至った経緯が代表取締役の金子氏が小学校の林間学校に小学生の頃に毎年訪れていた思い入れがあり、地元住民に恩返ししたいという気持ちがあったようです。

社長の深い思いは理解できます。

がしかし、ビジネスと人の思いとは別ものです。

いくら志が高く、情があっても宿泊客が見込めないようならホテル事業はできません。

そこで確かなホテル事業が行われる見込みがあるのか素人ながら調べることにしました。

ちくらつなぐホテル物件周辺施設の観光資源

車で30分圏内で行けるちくらつなぐホテルの周辺施設の観光資源を調査してみた結果が以下の通り

  • 海岸線約1.3㎞にわたって屏風を立てたように続く1000年前にできた奇岩群の屏風岩
  • 花生産者が集まってお花摘みができる平磯地区花畑
  • 海の目の前の南房千倉大橋のたもとの小さな公園、遊具はないが、広場でボール遊びや磯遊びが楽しめる南房千倉大橋公園
  • 海雲寺の敷地内にある10メートルの滝である白間津の滝・白間津不動滝
  • 波打ち際の岩礁に歩いていける小さくて白くかわいい灯台、安房白浜港灯台
  • 1940年代にサバサンマ漁に使われていた70トンクラスの漁船のレプリカで実際にブリッジにのぼり太平洋を一望することができます千倉丸
  • 房総半島最南端の岩床の公園で、公園内に灯台や源頼朝が雨をしのいだという伝説の岩屋など、白浜海洋美術館等、関東に住んでいるなら一度は訪れたい場所の野島崎灯台
  • ハウス栽培で1年中イチゴ狩りが楽しめる白浜いちご狩りセンター
  • TVドラマの「インハンド」の紐倉博士の研究所のロケ地。中規模の動植物園の白浜フラワーパーク
  • 歩いて渡れる不思議な無人島、沖ノ島
超スゴイってわけでもないけど、地方としては観光資源はそこそこあるんじゃないかにゃ
物知りねこさん

ちくらつなぐホテルの競合宿泊施設

ちくらつなぐホテル物件周辺の競合宿泊施設を調べてみると・・・。

海水浴場が目の前で美味しいご馳走と露天風呂の美味しい温泉 夢みさき

地元食材や旬の味覚のバイキングを堪能できる天然温泉の 大江戸温泉物語 君津の森

千葉の水族館の鴨川シーワールドの専属ホテル、鴨川シーワールドホテル

などなど、特色あるホテルや旅館がずらり・・・。

美味しい食べ物、海水浴、露天風呂は当たり前、特色ある、ここにしかできない、やれない事をしないとこの生存競争に敗れてしまいますね。

ちくらつなぐホテルの特色ある営業方針

そこで、営業開始前ではあるが、ここにしかないサービス形態があるのか確認してみることにしてみましょう。

クリアルの説明ではアクタス監修によるフルリノベーションによる体験型新コンセプトホテルと銘打っています。

アクタスってなに?

アクタスのインテリアコーディネート一覧

北欧系の輸入高級家具から自社ブランドの良心的な価格帯の家具まで取り扱うインテリア家具ショップ。

高級家具のポラダなどのインポート家具はIKERAやニトリと比べると驚くくらいの超高額商品、まさに高級ホテルで使わている家具です。

そんなアクタスの家具やインテリを元に、室内家具をそろえているようですね。

一般庶民が手を出しずらい高級家具て室内を揃え、家庭では味わえないちょっとした贅沢気分を味わえるのはまさに旅冥利に尽きるのではないでしょうか?

体験型新コンセプトホテルってどんなことを想定しているの?

運営元のエヴァーブルースカイは元の臨海学校の施設を有意義に使う為「町を遊び尽くす、家族の学び舎」という大人も子供も楽しめるよう設計したホテル事業を展開しようとしています。

クリアルの説明では

ターゲット層は東京に在住するファミリー層。

庭の一画でテント泊、中央ではキャンプファイヤーやバーベキュー。

地域の方の協力の元、農業体験、漁業体験、サーフィン体験等々が計画。

エヴァーブルースカイが目指そうとするのはグリーンツーリズムではないのでしょうか?

グリーンツーリズムとは

漁村や山村に滞在して自然や文化にふれ、種まきや収穫、それらの収穫物を料理し、食べ、その土地の人々と交流を楽しみ、ゆったりした時間の中で豊かで充実した時間を過ごす滞在型の余暇活動。

グリーンツーリズムは観光を目的とはしておらず、教育的側面が強いと言えます。

ただ観光地を巡る為の泊まるだけの施設ではなく、土に触れ、種まき、収穫、魚釣りを通じて食のありがたみを知り、川遊びや磯遊びを通じた自然観察やここでしか味わえない体験を楽しく学べる宿としたうえで、1年を通した農業体験、種まきから始まり収穫作業をする事で宿泊するリピーターもそれなりにいるのではないのでしょうか、また収穫した料理を提供するサービスもあるんじゃなかろうかと推測。

近所の畑や田んぼを借りてトラクターに乗った耕耘体験、コンバインに乗ってお米の収穫作業、漁船に乗って海釣り等々、いろんな体験が今後でてくるのではないか?

管理人
結構子供連れのファミリー層にはいい体験ができるんじゃない?

特にグリーンツーリズムは海外で人気が高く、日本では当たり前の事でも、外国人にも刺激的な体験ができると人気を博しているようです。

国内旅行者が横ばい傾向にある中、今後、外国人向けに農泊という事にシフトしていくかもしれません。

あくまでも予想だにゃ
物知りねこさん

ただ、クリアルの説明が端的過ぎてどのような形に納まるか不明な点は否めませんが、様々な試行錯誤を繰り返しながら、地域の人々と協力し楽しく遊びつくすイベントやアクティビティが増えるのではないか?

一言で表すと大人も子供も楽しめる臨海学校
物知りねこさん

千葉県内外のグリーンツーリズムの競合宿泊施設

あくまでも予想ですが、グリーンツーリズムを視野に入れたホテル運営を目指そうとしているのならば、千葉県内外のこういう宿泊施設を提供している宿を調べてみました。

千葉県

民宿形態がほとんど、これと言った特色がない。

埼玉県

川遊び、バーベキュー、プラネタリウムとか特色ある宿泊施設が多い印象。

群馬県

温泉を併設した施設もあれば、林間学校で使用する施設もある。ペンションや民家等の民泊関連多い。

茨城県

農村にある一軒家での農業体験宿泊施設。

栃木

ホテルや民宿など山荘など

こうやってみますと、ちくらつなぐホテル並みの施設で泊まって農業、漁業体験を行う施設が少ないようです。

ちくらつなぐホテルの優先劣後は20%

クリアル ちくらつなぐホテルファンドスキーム

普段クリアルでは優先劣後が10%に設定されていますが、今回は新規開業のホテル事業です。

立地条件と新規開業の二つのリスクが懸念されている関係で、クリアルが気を利かせて20%まで高めています。

元本割れ起こしてしまった場合、CREAL(クリアル)が20%負担してくれるので、投資家としては不安材料が一つ解消されています。

会員登録しなければ見らない情報も多数あるので、投資してみようかなと思う方は無料の会員登録・口座開設なさってみてください。

まとめ

調べてみると立地は悪いけど、ここでしか味わえないグリーンツーリズムでの農業漁業体験宿泊ができる全く新しいホテルの運営方針であることがわかりました。

ただ、周辺の県外内でもグリーンツーリズムの農泊を行っているところが多数ある中で、どのように差別化を図るのか明確に説明していないので、リスクの面から言って投資を躊躇っている、または少額に抑えている傾向にあったのではないでしょうか

しかし、運営元の実績を調べると、そこまでのリスクが高いのかな?

ソシャレンで騙されてしまった人たちは、もうちょっと安パイなリスクが低い安全志向の面が非常に強く出ていて、石橋を叩く投資に傾いていると言えます。

ブルー・スカイ・アソシエイツの信頼と実績、クリアルの信頼性、地元住人との相互協力、独創性に富んだ地方再生にかけてみようと言う事で投資を行いました。

10万ほどの投資でエヴァーブルースカイ運営のホテル10%割引が付いていましたが、2万ほどの投資に抑えています。

管理人
なぜならば、貧乏投資家はそこまでお金がないから

( ゚∀゚)・;'.、グハッ!!

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