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ソーシャルレンディング会社の選び方!16社の担当者様に安全性に繋がる8の評価項目を聞いてみた。

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現在、ソーシャルレンディングでは不正事業者による貸し倒れ、デフォルト、延滞・遅延・期失が大量発生、大多発していて投資家の大切な資金が大損害を被っています。

資産運用を手助けする事業者や会社、金融機関は本来、受託者責任と言って、お金を預け資産運用の手助けを最大限努力する義務があります。

受益者責任とは・・・

資産の運用に携わる人を受託者といい、受託者は受益者(投資家)のために任された業務を遂行する義務があります。

受託者には忠実義務と善管注意義務が負わされています。

善管注意義務は金融商品取引法42条、金融商品取引業者等は、権利者の為に忠実に投資運用業を行わなければならない。

忠実義務とは受益者の利益の為に行動し、自己の利益を図ってはならない。

金融庁からの行政処分を食らう業者はこの資産運用を手助けする義務が正しく履行していないという事に他なりません。

投資家、顧客の利益を損なわない行動を取ってはならないという前提条件があってこそ、投資の自己責任という考え方が通ります。

しかし、この基本的な受託者責任がない事業者がいる中では、投資の自己責任がまかり通りません。

金融商品取引法、貸金業、同法律で定められた、最低限の事柄を厳守し、尚且つ、投資家目線に立った受益者責任を全うしている健全なソーシャルレンディング事業会社はどこか?

10年20年30年と長い間、資産を増やし一緒になって共に考え、手助けできるベストパートナーを探すべく、中の人に以下の要点を入れた質問状を送り、投資、金融に精通したプロの本心を聴くことで、顧客本来の業務運営を行っているのか?ファンドを適切に管理し、コンプライアンスが守られているか見極めるきっかけになればと思い、ソーシャルレンディングを運営している事業会社にほぼ同じ文面でメールで質問状を送りました。

掲載許可が取れ、回答を得た事業者から順次ここで会社名を発表、会社名をクリックした後、質問内容とその回答を閲覧できます。

質問内容は事業者のサイト上に掲載しているQ&Aやよくある問い合わせと重複している部分をあえて入れています。

なぜそうしたか?

それは、不正を働かす人たち、会社は言葉巧みに言ってきます。

  • 分別管理しているから大丈夫!
  • 担保を取っているから安心安全!
  • しく融資先を選定、審査している!

そのような状況化では、サイト上に記載している文面から投資の是非を判断するのは不可能と判断しました。

サイト上に記載がない新たな情報、ご担当者様の対応の仕方、そこからにじみ出てくる社風や組織風土等、垣間見れるすべての情報を考慮にいれた事業者選びが重要であると考えました。

ココに注目

会社ごとの考え方、取り決め方の差にも注目し、ソーシャルレンディングという投資の枠組みの中で長期で資産を増やす事ができる会社、安心かつ、信用における事業者を選びましょう!

とりあえず送った質問状の要点を以下に示します。

 

分別管理をしているか?

顧客(投資家)から集めたお金は本来でしたらソーシャルレンディングサービスを提供している事業者の資金とは別の口座で管理しなければなりません。

要は会社のお金と顧客のお金をごちゃ混ぜに混じってしまうと、会社経営に必要な資金に流用されてしまい、知らず知らずのうちに本来の用途と違う資金に使われる可能性があります。

これができていない事業者は行政から処分を受けたり、流用により元本棄損のリスクに晒されます。

ココがポイント

投資家保護の観点から投資家のお金を最優先に守るために必要最低限の管理義務、それが口座別の分別管理です。

適切に出資金を管理している事業者に投資をするべきであることは言うまでもありません。

分別管理は第一種・第二種金融商品取引業者として義務です。

免許を持っている、取得しているからと安心してはいけません。

分別管理の仕方は業者ごとに若干異なります。

その差を注目しましょう。

利益相反取引を厳しく管理しているか?

貸出先が系列会社や親族会社、ファミリー企業、同族会社、子会社にも融資を実行する場合があります。

別にそれ自体悪いことではありませんが、貸出先が集中しすぎると利益相反取引が起きる可能性が高まります。

本来は出資した投資家の利益が最優先のはずが、己の利益に走てしまったり、損失を補填しあう場合があるからです。

中立の立場で借り手側、貸し手側、投資家を見なければならないはずが、融資判断が甘くなり、貸し倒れリスクが非常に高まる可能性があります。

自己の利益に走ってしまう人間の愚かさや甘さがでるのが人間です。

その人間の甘さをルールで厳しく管理している事業者に投資するのは至極当たり前の話です。

ココがポイント

利益相反取引のルールが厳しく管理している事業者を確認しましょう。

ファンドのスキーム、会社のサービスや事業・運用形態によってルールに差がでていますので注目してみてみましょう。

貸付先の選択と評価方法

やはり一番気になるのが、どのような形で貸し付け先を選び、融資判断をしているのかですよね。

融資判断をする人材、人数、免許や資格、経歴にも注目しましょう。

お金を貸し付けたり投資を行うには、長年培ってきた経験や感を物をいう厳しい世界です。

貸付先の財務能力、体力、取っている担保の優位性などはもちろんの事、市場の変化や経済や景気の動向を見ながら、一貫してぶれない経営をし、顧客の信用を高め、または利益を出し続けてきたかが重要です。

長年実績があるからこそ、融資判断、市場調査、モニタリング、案件精査等、厳しい判断で自身を律することができるのは言うまでもありません。

また、ソーシャルレンディングは銀行より高金利でお金を貸しています。

銀行とソーシャルレンディング、融資形態が違うので一概に一緒というわけではありませんが、焦げ付くリスクを減らす対策やルールが履行されているか確認してみましょう。

ココがポイント

融資判断の高い会社を確認してみましょう。

貸付先の探し方

企業も高金利でお金を借りたくありませんから、できるだけ金利の安い金融機関を探しているはずです。

銀行からお金を借りるとき、融資審査に数か月、または確認書類の束の提出、貸付期間が数十年。

一方の高金利で貸すソーシャルレンディング特有の金融システムではそのスキームにより、スピード審査、貸付期間が短期、数週間で貸付実行できてしまう資金提供の素早さが最大の利点、強みです。

こういった利便性の高いソーシャルレンディングという金融システムを利用し、お金を借りる企業のい資金需給者をいかにして探しだす能力があるのかを見ましょう。

ココがポイント

お金を借りたい企業の見つけ方の力量をみましょう。

案件の組成

案件を組成するとき、なにを基準にして判断するのか?

書面なのか?、実際に現地に赴くのか?

例えば、担保として取っている不動産がちゃんと売れるものなのかどうか?

ちゃんと貸したお金を返す案件を投資家に提供できているか確認しましょう。

また、ファンドによって利回りが高いものがあれば、低いものもあります。

どのような基準でその高低差を付けているのか?気になるところです。

ココがポイント

案件の組成能力が高い会社を確認しましょう。

ファンド管理

投資家から出資をして、分配金を配り、元本を配って終わり・・・。

ではなく、貸したお金が正しく使われているか定期的に確認しているかどうかが重要です。

ファンド、案件の募集時、説明と同じ資金として、正しく使っているかどうか確認するモニタリングが整備されているか確認しましょう。

また、不正が見つかった場合の規定が存在しているかを見てみましょう。

ココがポイント

ファンド運用中のモニタリングと不正が見つかった時の施策、手法、情報開示の在り方が社内規制として備わっているか確認しましょう。

期限の利益の喪失が起きた場合の履行方法

期限の利益の損失、期限内に利息を返し続けられなくなってしまう借り手がいる場合、どのような形をもってして元本を回収するのか、担保として取っている物を換金できる力量が試されます。

その力量があるかないか確認してみました。

ココがポイント

元本回収能力の高さを確認しましょう。

自社資金での投資、運用しているか?

100%投資家から集めた資金のみを使って企業に貸し出しをしている会社と、自社の資金を使って同じように借り手側に資金を貸している会社があります。

100%投資家から集めたお金を使って投資をしていると、利益追求のあまり、リスクの高い案件に投資をしてしまいがちになります。

融資判断が緩くなる。案件のモニタリングが緩慢になる等いろいろ問題が出てきますが、知らず知らずのうちに、「お前のものは俺のもの!俺のものは俺のもの!」的なジャイアニズム主義が台頭しやすくなってしまうものです。

自社の資金を使いつつ投資家の資金も使う。

この事により、自社のリスク許容度と投資家目線に立った運営とが合致でき、投資家の損と会社の損、会社の利益は投資家の利益、対等の立場でリスクを許容できる範囲を限定できる側面もあります。

ココがポイント

自社資金で貸付けしているか確認してみましょう。

回答が得られたソーシャルレンディング事業者

回答が得られたが、掲載許可が取れなかったソーシャルレンディング事業者

掲載許可が下りなかった理由は、会社の融資、与信判断や審査内容など他社に知られたくない機密情報がある為だと思われます。

質問を送ったが未回答なソーシャルレンディング事業者。

その他

ただし、倒産寸前のみんなのクレジット=スカイキャピタル、営業停止中のラッキーバンク、グリーンインフラレンディング、ガイアファンディングには質問状を送っていません。

サービス開始前のBANKNEXTにも送っていません。

また、スキームが異なる不動産特定共同事業者、いわゆる不動産投資クラウドファンディングのTATERU Funding、CREAL(クリアル)、FANTAS fundingにも質問状を送っていませんし、株式投資型クラウドファンディングのファンディーノ、GoAngel、エメラダ・エクイティ、サービス開始予定のAngelbankにも送っていません。

純粋に営業中、またはファンド募集中のソーシャルレンディング事業者のみです。

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